南太田といえば、昔は清水ガ丘の横浜国大とドンドン商店街を連想する人が多かったが、国大は保土ヶ谷に移転し、商店街の名前の由来となったドンドン川の清流も地下にもぐってしまった。駅の近くには南太田の「鬼子母神様」として知られている日蓮宗の常照寺がある。山門を入って京急のガード下をくぐり、階段を上がって行くと、護国天と多聞天の像を安置する四脚門があり、正面に豪壮な本堂が見える。寺に安置する鬼子母神は、八代将軍徳川吉宗のころに大奥に祀られていたもので、この寺の守護伸となっている。このため葵が寺紋である。ここでは毎月8日・18日・28日に縁日があり、子供の虫封じや夜泣き止めの祈祷をしている。

【所在地】横浜市南区南太田1-25-1

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