バリアフリーへの様々な対応を行っています。
車いすでの乗降がスムーズにできるよう、エレベーター、エスカレーターの新設、駅施設の改良のほか、どなたでも快適にご利用いただける多機能トイレの設置を進めています。
また、2002年7月から導入している新1000形4両編成の先頭車両連結部分に、転落防止の注意放送を流すスピーカーを取り付けました。
目次
補助犬について
平成14年10月から「身体障害者補助犬法」が施行されております。この法律に基づき認定された身体障害者補助犬については、お客さまに随伴してご乗車いただけますので、ご安心ください。
なお、身体障害者補助犬は、ペットとは異なり、特別に訓練された犬ですので、スムーズな乗降のために、お乗りあわせのお客さまのご理解とご協力をお願い申しあげます。
ハンドル形電動車いす利用について
ご利用になる前に必ずお読みください。
弊社ではハンドル形電動車いすでの鉄道利用の条件を次のように定めております。
- ※ハンドル形電動車いすとは、ハンドルによって向きを変えることのできる電動車椅子及びこれと同様の構造を持つ電動車いすのことをいいます。
1.ご利用できるハンドル形電動車いす(構造要件)
- 寸法
- 全長:1,200mm以下
- 全幅:700mm以下
- 全高:1,200mm以下
- ※ただし、全長800mm以下でないと、ご利用いただけない駅がございます。詳しくは、ハンドル形電動車いす対応駅一覧表をご確認ください。
- 回転性能
- 直角路走行性能((1)及び(2)の両方を満たすもの)
- (1)幅0.9mの直角路を5回まで切返して曲がれること
- (2)幅1.0mの直角路を切返しなしで曲がれること
- 直角路走行性能((1)及び(2)の両方を満たすもの)
- 重量
- 利用者が乗車時の総重量300kg以下
- 速度
- 6km/hを超える速度が出せないものであり、かつ2km/h以下の設定が可能なこと。
2.利用のルール
- ハンドル形電動車椅子で鉄道を利用する場合は、他の利用者と同様に、ご自身の責任においてご利用ください。
- 駅・電車は多くの方がご利用になります。安全な利用を心がけるとともに、係員の指示があった場合には、その指示に従うようお願いいたします。ご自身の、また、他の利用者との事故・トラブルを未然に防止するため、他の利用者と同様、他人に危害を与えたり、施設・設備などを損傷する恐れがあると弊社が認める場合には利用をお断りすることもあります。
- 駅構内や電車内の移動にあたっては、安全確保のため、周囲の状況を確認しながら、低速で十分なご注意のもと、安全な運転をお願いします。
- ご利用の際に駅係員よりJISマーク(星数表示シール)・寸法・回転性能・重量等を確認させていただく場合がございます。
- 鉄道施設等の利用中にハンドル形電動車いすが原因で発生した事故、紛争および器物の破損などについてはお客さまの責任にて処理していただくこととし、弊社では一切責任を負いかねます。
- その他の取扱いは旅客営業規則によります。
3.ハンドル形電動車いすで鉄道を利用する人の要件(人的要件)について
- ハンドル形電動車いすで鉄道を利用する人の要件、ハンドル形電動車いすによる鉄道利用ステッカーは2018年3月31日をもって廃止となりました。
お問い合わせ
京急ご案内センター
(受付時間)9:00~17:00 年末年始は休業
- ※営業時間は変更になる場合がございます。
各鉄軌道駅におけるハンドル形電動車いすの利用について
移動等円滑化取組計画書・報告書
当社の鉄道のバリアフリーに関する取り組みについて、移動等円滑化取組計画書および移動等円滑化取組報告書を公表しております。
- ※本計画書および本報告書は、高齢者、障害者等の円滑化の促進に関する法律第9条の4、第9条の6の規定に基づき、公表しております。
今後のバリアフリー設備の整備計画について
当社では、全てのお客さまが安全で快適にご利用いただける「人にやさしい鉄道」を目指し、バリアフリー設備の整備を推進しています。
今後3年間(2024~2026年度)について、各駅へのホームドア設置を推進するほか、エレベーターやエスカレーターなど既存設備の維持更新を適切に行ってまいります。
東京都「鉄道駅バリアフリーに関する優先整備の考え方」に基づく整備計画について
東京都が策定した「鉄道駅バリアフリーに関する優先整備の考え方」に基づき、都内における整備計画を公表いたします。
各駅バリアフリー対応表
- ※エスカル:車いす用階段昇降機
- ※定期券は全駅(泉岳寺駅を除く)の自動券売機で購入できます。
車両のバリアフリー
- 優先席
すべての車両に優先席を設置しており、優先席ステッカーを貼付し、座席シートは他のシートと異なった配色としています。また、優先席付近のつり革を黄色にし、車内から容易に識別できるようにしています。
- 車いすスペース
すべての列車の先頭車両に車いすスペースを設置しています。また、車いすスペースには、非常通報装置や手すりを設置しており、ベビーカーの利用が可能であり、ベビーカーマークを掲出しています。
- 車内案内表示器
すべての車両にLEDまたはLCD(液晶画面)の車内表示器を乗降口の上部に設置しております。ドア開閉音声装置も設置しており、ドアの開閉案内をチャイム音にて実施しています。また、一部の車両には、扉開閉表示灯を設置し、ランプの点滅等によりドアの開閉タイミングの表示を実施しております。
- 連結部注意放送
一部の車両に連結部注意放送を設置しており、転落防止設備が設置できない先頭車両同士が連結した場合に、ホーム上から連結部分への転落防止の注意喚起を図るため注意放送を実施しています。