東京湾に面する横須賀市は、ペリー艦隊の上陸以来、軍港の街として発展してきました。
港に停泊する艦船はもちろん、趣ある歓楽街、ご当地グルメ、自然あふれる無人島まで、
横須賀は老若男女が楽しめる、観光スポットが盛りだくさん! 異国情緒あふれる横須賀を体感してみませんか?

汐入・横須賀

YOKOSUKA軍港めぐり

「YOKOSUKA軍港めぐり」は、日米の艦船を見られる日本唯一のクルージングツアー。海上自衛隊の潜水艦や護衛艦、米海軍のイージス艦などを間近で見られるまたとないチャンスです。専属の船内ガイドが解説してくれるので、艦船に詳しくない人も安心。ツアーは、汐入桟橋から毎日運航しています。

三笠公園と記念艦「三笠」を鑑賞

「三笠公園」は「日本の都市公園100選」などにも選ばれた横須賀を代表する公園です。中央広場に公開されている世界三大記念艦「三笠」は圧巻のひとこと!艦内は資料館になっており、旧海軍の制服や装備が展示されるほか、参謀長室、艦長室なども見学できます。

若松マーケット

若松マーケットは、スナックや居酒屋、バーが軒を連ねる昭和レトロな歓楽街。一見、ディープな雰囲気のお店でも一歩足を踏みいれれば、こころよく迎えいれてくれるはず。ブランデーをジンジャーエールで割ったご当地カクテル「横須賀ブラジャー」の飲み歩きも楽しい。

どぶ板通りでご当地カレー

日本海軍の調理レシピをもとに開発された「よこすか海軍カレー」は、原則的に横須賀市内でしか提供されないご当地グルメ。提供するのはおよそ50店舗(平成31年3月現在)。使う食材などは同じでも、各店舗で工夫をこらし個性が光ります。くどさのない素朴な味わいは、ランチにも最適。

猿島航路

東京湾に浮かぶ無人島、また湾内最大の自然島「猿島」。かつては旧日本軍の要塞として機能し、いまでも貴重な歴史遺産が残ります。島への上陸は、三笠桟橋から出ている猿島航路を利用します。

猿島を散策

現在の猿島は、市の整備によってレジャースポットになっています。島内は手ぶらBBQや釣りや磯遊びなどのアクティビティが盛りだくさん!兵舎、砲台など要塞時代の建造物もお見逃しなく。

ヴェルニー公園

公園の名前は「旧横須賀製鉄所」の建設に貢献したフランス人技師、ヴェルニーにちなんで。フランス庭園様式の園内は、1400株のバラが咲く花壇や海沿いの散歩道などを設置。横須賀本港を一望できる「艦船の見える公園」としてもおなじみ。大きな艦船が係留する光景は、まるで映画のワンシーンのよう。

スカジャン

「スカジャン」は、サテンや別珍といった光沢のある生地に、龍や虎の刺繍をあしらったジャンパーのこと。この「スカジャン」、じつは米海軍横須賀基地の米軍兵士たちがお土産としてオーダーしていたものが始まりとされています。現在も横須賀にはスカジャン専門店が多数点在。

観音崎・走水・馬堀海岸

うみかぜ公園

東京湾と猿島を望む、うみかぜ公園。園内は、スケートボードエリア、オフロード自転車練習コース、壁打ちテニスコートなどのアクティビティが充実。段階上になった護岸の一部は波も静かで、魚やカニも観察できます。夏に水遊び場として賑わう噴水のある池や遊具広場には、ちびっこも大コーフン!

走水神社

日本武尊と弟橘媛命を祀る由緒ある神社。小高い土地に建つ神社は、静かで厳かな雰囲気がただよいます。境内の手水舎は深さ30メートルより湧水が湧出。神社一帯が宿場町だったころは、船に積む飲料水にも利用されていたそうです。

観音崎ボードウォーク

走水観音崎遊歩道(ボードウォーク)は、観音崎京急ホテルの裏手から観音崎海岸方向に延びる木製の遊歩道。遊歩道は距離にして約600メートル!沿道に植栽されたヤシの木がリゾートムードを盛り上げます。東京湾の玄関口「浦賀水道」を行き交う船をのんびり眺めていると、時間が経つのを忘れてしまいそう。

直線道路「まぼちょく」

馬堀海岸沿いの直線道路「まぼちょく」は、リゾートの雰囲気いっぱいにヤシの木の間を走る片道2キロの直線道路。海風を感じながら走ることができ、とっても気持ちいい!天気のいい日は対岸の千葉まで見渡せることも。

横須賀美術館

横須賀美術館が所蔵するのは、三浦半島にゆかりのある作家や三浦半島を題材にした近代美術作品。館内は自然光がさしこむ開放的な雰囲気です。託児スペースを設けているので小さなお子さん連れでも安心。アートを通じることで、三浦半島の知られざる魅力に気づくはず。

観音崎公園

観音崎公園は、自然の宝庫。磯遊びができる砂浜は多彩な生き物が生息。「花の広場」や「アスレチックの森」などたくさんの自然とふれあえます。公園の東端にある観音埼灯台は、国内で最初の洋式灯台。青い海と白い灯台のコントラストは、まるで絵に描いたような光景です。

観音崎京急ホテル

観音崎京急ホテルでは静かな波音を聴きながら、至福のひとときを過ごせます。シーサイドプールやグランピングなども設置。ぜひとも利用してほしいのがホテルに隣接する温浴施設「SPASSO」。眺望露天風呂、サウナ、低温岩盤浴、ホワイトシルキーイオンバス(女性客専用)などが一日の疲れを癒します。


浦賀

西叶神社

「平家物語」にも登場する僧侶、文覚上人が創建したとされる西叶神社。浦賀湾の対岸にある東叶神社と向かい合うように建っています。社殿に施された230を超える彫刻の数々は、息を飲むような繊細さ。縁結びのご利益に与りたい人は、ここで勾玉を授かっておきましょう。

浦賀の渡し

浦賀湾の東西を結ぶ渡り船は、江戸時代から操業されていたそうです。現在も地元民の大事な交通手段になっていて、呼び出しボタンを押せばかわいいポンポン船が迎えにきてくれます。乗船時間はおよそ3分。小波に揺られていると、ありし日の浦賀港に思いを馳せてしまいそう。

東叶神社

東叶神社が背にする明神山は「叶神社の社叢林」として、県指定天然記念物に。新緑の季節、神社周辺は瑞々しい青葉が茂ります。社殿へ続く石段に生育するソテツの木は、源頼朝が移植奉納したのだそう。西叶神社で授かった勾玉をこの神社で領布しているお守り袋に入れると、縁結びのご利益があるとされています。

荒崎・長井・秋谷

ソレイユの丘

カピバラ広場に始まり、バードショー、野菜の収穫体験、四季折々の花々まで――。農業体験型総合公園「長井海の手公園 ソレイユの丘」は、動物や自然とのふれあいが盛りだくさん!相模湾に面する小高い丘に立っているため、絶景も楽しめます。季節ごとに開催されるイベントにも注目。

荒崎公園・荒崎シーサイドコース

相模湾を望む「荒崎海岸」は、波で浸食された岩礁や海食崖が見られる風光明媚な海岸。岩礁が平らで歩きやすいため、磯あそびにも最適です。海岸周辺に整備された「荒崎公園」は見晴らしがよく、展望台やハイキングコースを設置。公園から眺める海岸も必見です。

すかなごっそ

「すかなごっそ」は、地元農協の生産者たちが育てた農産物を販売する大型直売所。旬の朝どれ野菜の他、花、葉山牛、卵、手づくりの惣菜など商品は、多種多様。つい目移りしてしまいます。敷地内の「すかなごっそ・さかな館」では、相模湾でとれた魚介類を販売。地元民からも重宝される地産品の宝庫です!

その他の見どころ

田浦梅の里

1934年、今上天皇ご生誕の際に有志が700本の梅を植樹したのが「田浦梅の里」のはじまり。現在は、2000本以上の梅林になっています。2月中旬から3月中旬が開花期間で「かながわ花の名所100選」にも選定。園内の梅を使った「梅わいん」は、地元の酒屋やお土産屋で購入できます。

横須賀しょうぶ園

「横須賀しょうぶ園」は、全国有数のハナショウブの名所です。3.8ヘクタールの敷地に植えられたハナショウブは412品種、14万株!5月下旬から6月下旬までは、青色や紫色のハナショウブが園内一面を鮮やかに彩ります。フジやしゃくなげなど、通年、花を楽しめるのも魅力。

横須賀スタジアム

「横須賀スタジアム」は、横須賀市内にある硬式野球場。横浜DeNAベイスターズ(ファーム)のフランチャイズ球場でもあります。毎年3月に開幕するファームのリーグ「イースタン・リーグ」では、このスタジアムで年間50試合前後の公式戦が開催されます。

立石公園

「立石」とは、「立石海岸」の波打ち際に突き出した高さ12m、周囲約30mの巨岩の呼び名です。海岸周辺に整備された「立石公園」は、この奇岩の格好のビューポイント。「立石」は古くから絶景として知られ、江戸時代の風景絵師・安藤広重の作品にも描かれています。

大楠山

標高242mの大楠山は、三浦半島の最高峰。山頂からは、三浦半島はもちろん、伊豆半島、富士山、箱根連山など360度見渡すかぎりの一大パノラマがひろがります。また、4つのハイキングコースを設けていて、ハイカーにも人気。初級コースは、60分程度の行程でハイキングを楽しめます。

武山

市内南部に位置する、標高200mの武山。見どころのひとつが、山頂付近にあるツツジ園です。開花期間の4月中旬から5月上旬にかけて、オオムラサキ、博多白、妙義山などおよそ1200本のツツジが咲きほこります。山頂にある龍塚山持経寺武山不動院では、毎年1月28日に本尊の不動明王が御開帳されます。


三浦富士

横須賀市津久井と長沢にまたがる山が三浦富士です。麓には農村風景が広がり、山頂からは東京湾や房総半島が望めます。地元では、三浦富士を富士山に見立てた山岳信仰が残っていて、三浦富士の山頂には浅間神社の分霊である祠が。家内安全、大漁祈願などのご利益があります。


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