環境のために

環境データ

環境負荷データ・環境会計

環境負荷データ(2019年度)

INPUT
水道 325,485m3 電力 231,632,746kWh
都市ガス 201,943m3 プロパンガス 101,662m3
灯油 3,056ℓ 軽油 20,344ℓ
ガソリン 73,852ℓ  
OUTPUT
CO2排出量 109,376t 廃棄物排出量
19,696t
電力 108,404t
都市ガス 435t 廃棄物リサイクル量
5,035t
プロパンガス 305t
灯油 8t 廃棄物リサイクル率
25.6%
軽油 52t
ガソリン 171t  

京急電鉄 マテリアルフロー総括表

鉄道をはじめとする各事業活動を行うには、エネルギーや資源(Input)が必要であり、また、その事業活動からは二酸化炭素(CO2)などの地球温暖化物質や廃棄物(Output)が発生します。
京急電鉄では、事業活動における環境負荷を定量的に把握し、その低減に努めています。

  • 参考:環境省「温室効果ガス排出量算定・報告マニュアル」算定・報告・公表制度における算定方法・排出係数一覧

環境会計

(千円)

分類 設備投資 費用
事業エリア内コスト
公害防止コスト 大気汚染防止、水質汚濁防止、土壌汚染防止、騒音・振動防止、その他 2,636,920 792,400
地球環境保全コスト 温暖化防止、オゾン層保全 2,282,561 1,560
資源循環コスト 水、一般廃棄物処理費、廃棄物処理費 33,243 68,820
4,952,724 862,780
管理活動コスト
管理活動コスト 事業所緑化、環境情報開示等 61,136
社会活動 社会活動への参加、寄付等 14,568
75,704
合計 4,952,724 938,484

環境会計は、事業活動における環境保全のためのコストとその活動により得られた効果を認識し、可能な限り定量的に測定し伝達する仕組みです。京急電鉄では2008年度より環境会計を導入しています。

京急電鉄環境会計基本事項
  • 集計範囲は京急電鉄単体です。
  • 集計数値は千円未満は四捨五入にて計上しています。
  • 対象期間は2019年4月1日から2020年3月31日です。
  • 環境会計は、確実に把握できる取り組みについてのみ計上しました。
  • 「民鉄事業環境会計ガイドライン」2008年版を参考に集計しています。
  • 減価償却費は費用額に含んでいません。

環境マネジメント

京急グループ環境基本方針

私たちは、あらゆる事業活動や
社会貢献活動を通じて、
地球環境の保全と環境負荷の低減に努め、
持続的発展が可能な
社会の形成に貢献します。

行動指針

  • 私たちは、環境にやさしい公共交通機関を中心に、さらなる利便性の向上と魅力ある沿線価値の創造に努めます。
  • 私たちは、資源やエネルギーの有効活用と、廃棄物の削減・再利用・再資源化への取り組みを通じ、環境負荷の低減に努めます。
  • 私たちは、次世代を担う子ども達に、より良い沿線環境を引き継ぐため、沿線の豊かな自然との共生・保全に努めます。
  • 私たちは、あらゆるステークホルダーの皆さまとのコミュニケーションを大切にし、地域社会との協調・連携に努めます。
  • 私たちは、環境に関する法令等を正しく理解・順守するとともに、啓発・教育活動を通じて、社員一人ひとりの環境意識の向上に努めます。

環境への取り組み

資源やエネルギーの有効活用(低炭素社会の実現)

省エネルギー車両導入の推進

電力回生ブレーキ

電車のブレーキ時に発生する電力を架線に戻し、ほかの電車の動力源として有効活用できる「電力回生ブレーキ」を備えた「界磁チョッパ制御方式」を1978年度から採用。1990年度からは、さらに電力回生効率を高めた「VVVF制御方式」を採用しています。
なお、2010年度に従来型の抵抗制御車両が廃止となり、全車両が「電力回生ブレーキ」を備えた省エネ車両となりました。

使用電力量と運転原単位

鉄道は、エネルギー効率に大変すぐれた交通機関ですが、電車の運転本数の増加や、エスカレーターやエレベーターを設置することに伴い、必要とする電力は年々増加しています。
しかし、省エネ車両導入の推進などにより、1両1kmあたりの消費電力(運転原単位)は年々減少しています。

年度 運転用電力量(百万kWh) 付帯用電力量(百万kWh) 運転原単位(kWh/車・km)
2010 211 48.5 1.934
2011 202 40.5 1.866
2012 205 42.5 1.839
2013 208 44.1 1.814
2014 201 44.1 1.747
2015 198 44.1 1.711
2016 199 44.0 1.707
2017 196 43.5 1.684
2018 191 44.0 1.640
2019 185 44.0 1.595

鉄道施設での薄膜太陽光発電システムの導入

神奈川県の補助金事業として南太田駅と金沢文庫駅に薄膜太陽光設備を導入しました。駅前街路灯や駅構内照明に活用しています。

環境に優しいバスの導入(京浜急行バス、川崎鶴見臨港バス)

京浜急行バスは、2019年2月に走行時にCO2などの環境負荷物質を一切排出しない、燃料電池バス「SORA」を民間のバス会社では初めて導入し、運用しています。加えて排出ガス規制よりさらに厳しい基準をクリアした車両・燃料消費の少ない車両を導入し、環境負荷の低減に取り組んでいます。また、川崎鶴見臨港バスは、従来からハイブリッドバスや電気バスの導入など、地球環境負荷の軽減に努めていますが、2020年3月28日より、株式会社ユーグレナの「GREEN OIL JAPAN」宣言に賛同し、ユーグレナバイオディーゼル燃料を使用したバスの運行を開始しました。さらに、低公害車への車両代替を積極的に実施し、有害物質排出の抑制に力を入れています。

LEDを採用した鉄道車両を導入

2012年3月以降に新造・更新を行った車両については、客室照明すべてにLEDを採用しています。従来の蛍光灯に比べ、照明の消費電力を約3割削減できるこれらの車両には、室内両端およびドア上にLED照明であることをお知らせする案内を掲示しています。また、2016年度以降、LED前照灯(ヘッドライト)を導入。従来の新1000形から、さらに省エネ対策を推進しています。

公共交通機関の利用促進

「ノルエコ」プロジェクト

鉄道・バスなどの公共交通機関は、エネルギー使用量が少なく地球温暖化の原因となるCO2の排出量も少ない環境に優しい乗り物です。京急グループでは、公共交通機関で出かけることを推進する「ノルエコ」プロジェクトを進めています。2018年度よりこのプロジェクトを浸透させるために、電車やバスの広告媒体を活用したPRを行っています。

「“楽”ecoプロジェクト」を実施

京急百貨店では、お中元・お歳暮ギフトのご注文1個ごとの販売からお届けまでに発生するCO2排出量を、横浜市が所有する水源林支援で得られたCO2吸収量にあてるカーボンオフセット型の「“楽”ecoギフト」を販売しています。2019年度は、約7.8tのCO2吸収量を充当しました。また、京急ストアでは「“楽”eco活動」の取り組みとして2010年10月から2020年3月まで、お客さまのレジ袋辞退1回につき京急プレミアポイント1ポイント相当を負担し、NPO法人環境リレーションズ研究所が運営する森林再生プロジェクトへの寄附を行いました。お客さまのご協力により約10年間で7,876本の木を植えることができました。

絶滅危惧種や固有種「三浦メダカ」の繁殖活動を支援

京急油壺マリンパークは、1970年に博物館相当施設に指定を受け、社会教育施設として希少種の保護に努めています。絶滅危惧種の繁殖活動を地域や学校とともに行っているほか、神奈川県に生息する絶滅危惧種のDNAについて東京大学と共同研究を実施。また、職員が地元小学校へ出向き、固有種である三浦メダカの飼育方法や希少な生物の繁殖をアドバイスするほか「三浦メダカの里親制度」を行っています。

「小網代の森」の自然環境保全に協力

三浦市の「小網代の森」は自然のままの水系が残され、希少種を含む貴重な生態系が形成されている、地域のかけがえのない財産です。京急電鉄は、神奈川県による「小網代近郊緑地保全区域」の指定に同意し、所有する約10haを自主保存するとともに、約2haを神奈川県に寄付しました。また2014年8月には森林内を散策するための木道を一部整備して神奈川県に寄付、2018年5月には常設トイレの設置に伴い神奈川県に敷地を貸与するなど、小網代の森の自然環境保全に協力しています。

「京急環境月間」の開催

京急グループでは、環境省が提唱する6月の環境月間にあわせて、「京急環境月間」を開催し、環境配慮商品のPRやオリジナルエコバッグ作成イベント、SNSでのキャンペーンを通じて、沿線地域の皆さまに環境啓発を行いました。また、京急電鉄が協賛する横浜市風力発電事業(ハマウィング)で発電されるグリーン電力を、駅構内の照明や自動改札機など京急全線の1日における鉄道運行以外の鉄道事業に使用する電力相当分として充当するなど、環境負荷の軽減に取り組みました。

地球温暖化対策計画書

横浜市条例:地球温暖化対策計画書・報告書

東京都条例:地球温暖化対策計画書(大規模事業所)

東京都条例:地球温暖化対策報告書(中小事業所)