京急グループのサステナビリティ

担当役員メッセージ

京浜急行電鉄株式会社 常務執行役員 経営戦略室長 金子 雄一

社会と京急グループの持続的発展を目指し、グループ一丸となって取り組みを加速してまいります

京急グループは、グループ理念のもと「社会の持続的発展への貢献」と「当社グループの持続的発展」のよりよい循環を目指す「サステナビリティ基本方針」に基づき、サステナビリティを巡る諸課題への対応を進めております。
昨今では特に、気候変動問題が世界レベルで関心を集めており、当社グループでも脱炭素社会の実現に向けて長期環境目標「京急グループ2050年カーボンニュートラル」を掲げ、今後も目標の達成に向けて適切な取り組みの推進とモニタリングを行ってまいります。また、気候変動によってもたらされるリスクの緩和に向けた取り組みおよび機会を捉えた施策を実施するとともに、それらの情報開示の拡充についても、引き続き対応を進めてまいります。
さらに2023年度からは、新たに非財務指標であるESG指標を当社役員報酬の評価項目の一部に導入し、サステナビリティに対する意識をさらに高めるとともに、経営責任のさらなる明確化を図ります。
地域に密着し、社会生活を支える当社グループの事業は、まさしくESG経営の考え方に合致していると認識しております。今後も社会の持続的発展を目指し、さまざまな取り組みを一層加速させ、社会への価値提供を通じて常に選ばれる企業グループを目指してまいります。

グループ理念

  • 京急グループは、都市生活を支える事業を通して、新しい価値を創造し、社会の発展に貢献する
  • 京急グループは、伝統のもとに、創意あふれる清新な気風をもって、総合力を発揮し、社業の躍進をめざす
  • 京急グループは、グループの繁栄と全員の幸福との一致を追求する

サステナビリティ基本方針

京急グループは、グループ理念のもとで、「社会の持続的発展への貢献」と「京急グループの持続的発展」のよりよい循環を目指します。

<テーマ>

  • 人・社会・地球にやさしく持続可能な都市生活を創造します
  • 多様な人財が活躍する企業を実現します
  • 全ステークホルダーと適切な協働を図り、コーポレートガバナンスの持続的な強化を図ります

サステナビリティ推進体制

京急グループでは、サステナビリティへの対応を経営戦略に関する事項として取り組みます。
経営計画の検討などを行う「サステナビリティ委員会」は、当社経営戦略室長を委員長としてサステナビリティに関する諸課題を議論し、リスク管理委員会との連携を図ったうえで、「取締役会」に報告・提言することで、「取締役会」が適切に管理・監督を行います。

価値創造モデル

京急グループは、公共交通を事業の中心とする企業グループとして、社会生活のインフラを支え、地域社会に密着し、人々の暮らしに寄り添う活動そのものが、ESG経営の考え方に則っていると考えています。
グループ理念である「都市生活を支える事業を通して、新しい価値を創造し、社会の発展に貢献する」の実現に向けて、当社グループが持つ「強み」を最大限に活かし、事業活動を通じて、沿線地域の経済的・社会的価値を創出するプロセスを「価値創造モデル」として図示しています。

京急グループとステークホルダーとの関係

京急グループは、すべての事業活動においてステークホルダーとの関係性を重要視しており、相互コミュニケーションや積極的な情報開示などを通じて企業価値・社会的価値の向上に努めています。

ステークホルダー コミュニケーションの手法
お客さま
  • 京急ご案内センターの設置
  • 各種イベントの開催
  • 顧客満足度調査の実施
従業員
  • 「組織や人に関するサーベイ」の実施
  • 各種研修の実施
  • 社内報を通じた対話
  • ファミリー職場見学会の開催
  • 職場巡視
  • 各種イベントの開催
取引先
  • 安全協議会の実施
  • 定期的な情報交換
株主・投資家
  • 株主総会
  • オンライン会社説明会
  • 適時適切な情報開示
  • ESGミーティング
  • 決算説明会
  • 株主イベントの開催
地域社会
  • エリアマネジメント組織の組成
  • 産学連携企画への参画
  • 社会貢献活動の実施
環境
  • 事業活動による環境負荷の把握
  • NPO・NGO団体との対話
マルチステークホルダー方針
当社は、2023年5月にマルチステークホルダー方針を策定いたしました。詳細は、以下のPDFファイルをご参照ください。

トピックス

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