鉄道運行情報
2023年04月21日
車内の防犯カメラシステムを導入します
京浜急行電鉄株式会社(本社:横浜市西区、社長:川俣 幸宏、以下 京急電鉄)は、近年の鉄道車内における傷害事件等の発生を受け、現在使用している記録式の防犯カメラ装置に代えて、リアルタイムに確認ができる新たな防犯カメラを2023年9月下旬から2026年度末までに全790両(2023年3月31日時点)に導入します。
今回導入する防犯カメラシステムは、車両に通信機能を持たせたカメラを設置することにより、車内犯罪・トラブル等の際には、地上側でリアルタイムに映像を確認することができ、関係部署の素早い状況把握・確認・対応・連携がおこなえるようになり、列車内の一層の安全性向上が図れます。さらに、防犯カメラシステムにAI解析機能を搭載しており、防犯以外でも車内の混雑度を可視化する機能等も備えることでダイヤ改正などに活用し、サービス向上を図ります。
なお、取得したカメラ映像等は、お客さまのプライバシー保護のため、法令に基づく場合等を除き、第三者へ提供することはなく、個人情報等の取扱いについて厳重に管理をおこないます。
京急電鉄は今後も、快適・便利な輸送サービスをご提供し続けていくため、適切な設備投資をおこない、より安心して鉄道をご利用いただけるよう安全対策を進めてまいります。
車内の防犯カメラシステムの導入について
搭載車両
全車両 128編成、790両 (2023年3月31日時点)
カメラ設置時期
2023年9月下旬から2027年3月末(予定)
搭載カメラ
IoTube model Pro.4G(サービス名:THEASIGHT For IoTube)
提供事業者:NTTコミュニケーションズ(株)
システムの概要
- 運用とシステムの概要
- 車両に通信機能を持たせたカメラを設置することにより、トラブルの際には、地上側でリアルタイムに映像の確認ができるため、即座に状況把握や対応等が可能になります。
- さらに、AI解析機能を搭載しており、今後は車内の異常検知や混雑度を可視化する機能等も備えてまいります。
お客さまへの周知
防犯カメラを搭載している車両であることを周知するため、車内にステッカーを掲出しています。
(参考)
国土交通省のガイドラインに基づく車内非常用設備ステッカーについて
国土交通省が2022年6月に策定した「車内非常用設備等の表示に関するガイドライン」に基づき、非常用設備の操作方法等を、お客さまに分かりやすくするため、一部の名称変更および表示内容を新設・変更しております。(2023年3月末に全車両完了済)
名称変更
「非常通報器」を「非常通話装置」に変更