トップメッセージ

平素より当社および当社グループの事業活動にご理解を賜り、厚くお礼申しあげます。

わが国の経済は、一部弱さがみられたものの、雇用情勢の改善などもあり、穏やかな回復基調が続きました。しかしながら、海外経済の不確実性の影響などもあり、先行きは不透明な状況で推移しました。

こうしたなか、2016年度は「京急グループ第18次総合経営計画」の達成に向け、大きく一歩を踏み出した一年となりました。2016年5月には、1998年6月の開業以来、多くの皆さまにご愛顧いただいた「ホテルグランパシフィック LE DAIBA」を譲渡いたしました。

なお京急百貨店では、2年にわたる上大岡駅の耐震補強工事に合わせて大規模改修を実施したものの、百貨店業界が厳しい事業環境下にあったこともあり、計画通りに収益をあげることができず、減損損失を計上することになりました。

このほか、2016年10月には、インドネシアにおける複合開発事業への参画を決定いたしました。この参画を京急沿線人口の減少への対策として、海外不動産事業展開のノウハウの蓄積や、海外不動産事業への継続の是非を検討しております。

一方、鉄道事業では、羽田空港国際線・国内線ターミナル駅をご利用のお客さまの増加や、都心方面及び近距離区間の通勤旅客の増加の影響で、輸送人員が2年連続で過去最高を記録いたしました。また、引き続き「みさきまぐろきっぷ」などの企画乗車券の発売や、イベント列車の運行を行うなど、当社線の利用促進を図ってまいります。
ホテル事業においては、2017年10月に京急EXイン羽田がオープン予定、さらに2019年春には京急EXイン浜松町・大門駅前の新規開業を予定するなど、目標である3,000室体制を2020年までに整え、ビジネス、レジャー需要を積極的に取り込んでまいります。

さらに「都市近郊リゾート三浦の創生」の重点テーマのもと、2016年9月には、当社における重要な沿線地域である三浦半島の開発にあたる、「三浦半島事業開発部」を新設いたしました。この部署を中心に、貴重な自然を有している三浦半島の魅力をさらに活かした取り組みを、行政や他社と力をあわせて進めてまいります。
今後もこれらの取り組みを通し、国内外の多くの人々が集う豊かな沿線の実現を目指してまいります。

当社グループは1898(明治31)年2月25日に前身である大師電気鉄道が創立されてから、2018年2月で創立120周年を迎えます。120周年事業の一環として2019年秋には、現在品川・高輪地区に点在する複数のグループ会社の本社機能を、「横浜・みなとみらい21地区」の「京急グループ本社ビル」へ集約いたします。本社移転後は、京急線のほぼ中心に位置している横浜を新しい拠点とし、品川、羽田空港のポテンシャルと沿線を繋ぐ司令塔としての機能を強化してまいります。

今後も京急グループは、より一層皆さまに愛され、ともに発展する企業となるべく、努力を続けてまいります。引き続きご愛顧賜りますよう、よろしくお願い申しあげます。

2017年6月

京浜急行電鉄株式会社
取締役社長
原田一之

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