ニュースリリース

2025年09月25日

商店街一体での供給体制構築は全国初!沿線地域一体でのサプライヤー体制構築へ向けた第1弾!

大田区内商店街から排出される廃食用油をSAF原料として供給開始

京浜急行電鉄株式会社(本社:横浜市西区、取締役社長:川俣 幸宏、以下 京急電鉄)と大田区商店街連合会(本部:東京都大田区、会長:相川 英昭、以下 大田区商店街連合会)は、日揮ホールディングス株式会社(本社:横浜市西区、代表取締役会長兼社長CEO:佐藤 雅之、以下 日揮HD)、合同会社SAFFAIRE SKY ENERGY(本社:横浜市西区、代表者:髙田 岳志、以下 SAFFAIRE SKY ENERGY)、株式会社レボインターナショナル(本社:京都市下京区、代表取締役CEO:越川 哲也、以下 レボインターナショナル)が推進する国産の持続可能な航空燃料SAF(Sustainable Aviation Fuel)製造に用いることを目的として、大田区内の商店街店舗から排出される使用済み食用油(以下 廃食用油)を供給する取り組み(以下 本取り組み)を順次開始します。

本取り組みでは、京急沿線エリアマネジメント構想「newcalプロジェクト」を推進する京急電鉄と大田区商店街連合会が連携し、国内資源循環による脱炭素社会実現に向けたプロジェクト「Fry to Fly Project」へ新たに参画するほか、京急沿線地域一体での廃食用油のサプライヤー体制構築へ向けた第1弾として、大田区内の5店舗から排出される廃食用油をSAF製造の原料として供給開始いたします。

地域事業者と連携し、沿線一体でのサプライヤー体制の構築を行うのは、鉄道業界初であるほか、商店街連合会として、商店街一体での供給体制を構築することも全国初の取り組みです。

京急電鉄と日揮HD、レボインターナショナル、SAFFAIRE SKY ENERGY、大田区商店街連合会の5社は、資源の有効活用による循環型社会の実現とSAFを通じた気候変動対策への貢献を目指した連携を加速し、国産SAFを地域一体で供給する京急モデルの体制づくりを推進してまいります。


大田区内の商店街各店舗から排出される廃食用油の供給について

概要

京急電鉄は、第20次総合経営計画に掲げる沿線価値共創戦略において、事業方針として自然と共生したまちづくりや地域との連携を掲げています。日揮HD,レボインターナショナルは、コスモ石油株式会社と共同で、国内での廃食用油の収集からSAFの製造・輸送・供給に至るまでのサプライチェーン構築を推進しており、本取り組みと連携することで、沿線価値の向上を目指します。


SAFについて

SAF(Sustainable Aviation Fuel)は、廃食用油などを原料とする航空燃料として、従来の航空燃料と比較しCO2排出量を大幅に削減することが可能なエネルギーです。航空機は自動車などと違い、電気や水素などの燃料では代替しにくいことからSAFの利用によるCO2排出削減が世界で求められています。

日本では、国土交通省が2030年時点で国内航空会社による燃料使用量の10%をSAFに置き換える目標を掲げており、さらに2050年には、カーボンニュートラルにすることを目指しています。その実現に向け、国産SAFの原料である廃食用油の安定的な調達が課題となっています。

一方でSAFの原料である廃食用油は、年間およそ10万トンが海外に輸出されているといわれており、輸送によりCO2が排出されるだけでなく、国産SAF製造のための貴重な原料の流出につながっています。


大田区内の廃食用油供給開始店舗について
店舗名 所在
我舎 東京都大田区南雪谷2-1-13
立飲みすずよう 東京都大田区大森北3-1-4斎藤ビル102
HANEDA SKY BREWING 東京都大田区羽田空港1-1-4 羽田イノベーションシティ Dゾーン
Like 東京都大田区北馬込2-22-3
HANABI 東京都大田区西蒲田7-29-7弘城ビル2階
  • HANABIについては、現在供給開始時期を調整中。

プロモーションについて
プロモーションポスター
  • 概要

    沿線地域一体でのサプライヤー体制の構築に向けて、沿線への周知強化を実施するため、京急線各駅へのプロモーション広告を掲出しています。

  • 掲出開始日

    2025年8月8日(金)

  • 掲出駅

    品川、青物横丁、平和島、京急蒲田、京急川崎、横浜、弘明寺、上大岡、金沢文庫、金沢八景、追浜、横須賀中央、京急久里浜、天空橋、羽田空港第3ターミナル、羽田空港第1・第2ターミナル

  • その他

    掲出は、予告なく終了する場合がございます。


その他

日揮HDとレボインターナショナルは、コスモ石油株式会社と共同で、国内における廃食用油の収集からSAFの製造・輸送・供給に至るまでのサプライチェーン構築に向けて事業化検討を進め、2022年に新会社SAFFAIRE SKY ENERGYを設立し、国内で発生する廃食用油のみを原料とした年間約3万キロリットルのSAFの供給を目指しています。2024年12月にコスモ石油堺製油所(大阪府堺市)内においてSAF製造装置の建設が完了し、2025年4月からエアラインに対してSAFの供給を開始しています。なお、本事業は国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)より採択※を受けた助成事業です。

大阪府堺市内のSAF製造工場
(コスモ石油製油所構内)
SAF原料となる廃食用油受け入れ施設
(コスモ石油製油所構内)

Fry to Fly Projectについて

SAFが本格的に導入されるためには多くの廃食用油が必要となりますが、現在、家庭の廃食用油の多くは廃棄されており、回収された事業系の廃食用油についても年間10万トン以上が国外に輸出されているといわれています。

「Fry to Fly Project」は日揮HDが提唱・事務局を務める、ご家庭や店舗などで発生する廃食用油という国内資源を原料とするSAFで、航空機が飛ぶ世界を実現するプロジェクトです。


京急沿線エリアマネジメント構想「newcalプロジェクト」について

  • 開始日

    2024年3月14日(木)

  • 名称

    「newcal(ニューカル)プロジェクト」

  • 名称由来

    「New」+「Local」

    新しいローカル(Local)のあり方を地域の方々と⼀緒になって生み出し、その地域ならではの新しい魅力を発見(Newな発見)し、より多くの人に届けていく構想です。

    「Local」のあり方が今後も注目される中、京急グループがその「新しいLocal」のあり方を、エリアマネジメントによって見出していく意思も込めています。

    また、「ニューカル」という響きは、「new culture = カルチャー」を感じさせ、その地域ならではの新しい文化を地域の方とともに生み出していく想いも込めています。

  • 目的

    「沿線価値共創戦略」において重視する、地域との連携を具体化する4つの共創活動の「組織化」「地域拠点整備」「MaaS整備」「モビリティ整備」の推進を通じた将来像として、デジタル基盤とともに沿線地域が一体となったサービス「EaaS(ENSEN as a Service)」の構築を目指します。


各会社概要

京浜急行電鉄株式会社

▹URL:https://www.keikyu.co.jp/

京急電鉄は、グループ理念である「都市生活を支える事業を通して、新しい価値を創造し、社会の発展に貢献する」を使命として、社会課題、価値観の多様化に対し、「移動」と「まち創造」の両事業(プラットフォーム)が相互に価値を提供しあい、新しい価値を創出することで対応し、地域と京急グループの持続的な発展を目指しています。

【SAF製造への取り組み】

2024年12月に「Fry to Fly Project」へ参画し、これまで京急ストアや京急百貨店、えきめんや、BIGFUN平和島フードコート内店舗など京急グループ3社、計24店舗にて使用した廃食用油を供給して参りました。また、グループ施設からの供給だけに留まらず、京急沿線エリアマネジメント構想「newcalプロジェクト」にて連携する沿線地域の飲食店や小売事業者にて排出される廃食用油の供給を通じた沿線一体でのサプライヤー体制の構築を目指してきました。


日揮ホールディングス株式会社

▹URL:https://www.jgc.com/jp/

"Enhancing planetary health"のパーパスのもと、エネルギーとインフラの分野を中心とした   プラント・設備の設計・調達・建設・メンテナンスを行う「総合エンジニアリング事業」を主要ビジネスの一つとし、1928年の設立以降、日本国内のみならず世界各地で様々なプロジェクトを遂行してきました。今まで培ってきた実績やエンジニアリング技術、プロジェクトマネジメント力を礎に、長期経営ビジョン「2040年ビジョン」における「エネルギートランジション」をはじめとする5つのビジネス領域へと事業を多角化し自らの変革を進め、持続的な成長を果たしていくことを目指しています。


合同会社SAFFAIRE SKY ENERGY

国内初となる国産SAFの大規模生産を目指し、日揮HD・コスモ石油・レボインターナショナルの3社が合同で2022年11月に設立しました。現在、大阪府堺市のコスモ石油堺製油所内にてSAF製造装置建設中で、2024年内のSAF製造装置完工、2025年初頭に供給開始を予定しています。今後、SAFのサプライチェーン構築に向けた事業開発を一層加速させるとともに、大阪・関西万博の開催によって世界からの関心がさらに高まる2025年の国産SAF供給実現を目指しています。


大田区商店街連合会

▹URL:https://otakushoren.com/

大田区商店街連合会は、東京都大田区に所在する商店街や大型店舗等からなる会員数約7,500店舗の組織です。区内の商業振興に寄与すべく研修事業や、プロモーション事業、イベント事業等を行っているほか、商店街をフィールドとした社会課題解決支援を行っています。


株式会社レボインターナショナル

▹URL:https://revo-international.co.jp/

レボインターナショナルは、創業より「市民・行政・企業が一体となった循環型社会の推進に貢献し、地球環境を守る」をスローガンに掲げ活動を続けております。地球環境を取り巻くさまざまな課題解決に「バイオ燃料」を通じて取り組み、バイオ燃料のパイオニアとして持続的な企業価値の向上と持続可能な社会の実現に努めます。