鉄道運行情報
2024年08月07日
京急沿線エリアマネジメント第6弾 上大岡newcal開始
京浜急行電鉄株式会社(本社:横浜市西区、社長:川俣 幸宏、以下 京急電鉄)は、京急グループ総合経営計画(沿線価値共創戦略)に基づく京急沿線エリアマネジメント構想「newcalプロジェクト」第6弾として、「上大岡newcal」の活動を2024年8月9日(金)から開始します。
「newcalプロジェクト」は、沿線価値共創戦略で推進する多極型まちづくりの実現に向け地域社会との共創を進めるエリアマネジメント構想で、地域とともに、①組織化、②地域事業づくり、③MaaS整備、④シェアモビリティ整備という4つの活動を推進することで、エリア価値の向上を目指しています。今回、6番目の活動エリアとして、沿線価値共創戦略で「持続的で豊かな郊外生活圏」として位置づける上大岡駅を中心とした地域でのエリアマネジメント活動を開始し、8月14日(水)に上大岡駅の隣駅である屛風浦駅前に、地域交流拠点「屛風浦駅前タイニーハウス(仮称)」を開設します。
この拠点開設に向けては、2023年12月から地域住民を中心とした「手さぐりワークショップ 屛風浦駅前のソトを空想するカイギ」をこれまで9回開催してきました。ワークショップ参加者も口コミなどを通じて拡大し、子育て世代を中心に地域住民、事業者など約40名が「コミュニティマネージャー」として参加し,交流拠点の運営に関与していきます。
8月14日(水)、15日(木)には、拠点のオープニングイベントを開催し、コミュニティマネージャーによるお子さま向けワークショップや、地域事業者によるスイーツ試食販売会などのほか、慶應義塾大学研究所健康情報コンソーシアム「大学発!骨と情報の専門家集団TeamBONE」による骨密度計測などの親子で楽しめる健康教育イベントも開催します。
また、8月9日(金)には、地域情報/MaaSサイト「上大岡newcal」を開設し、地域のイベント情報や名所・名物などの紹介を通じ、まだ知られていない地域の魅力を発信するとともに、地域共通の予約・決済機能や、デジタルチケット機能、マルチモーダル経路検索機能など、横浜エリアのMaaS基盤の整備を進めます。
京急グループは、今後もnewcalプロジェクトを沿線全体に拡大し、エリア特性に応じた地域連携を強化することで、変化の大きい時代における「新しいまちづくり」を進めてまいります。



(デザイン協力 神奈川大学上野研究室+HOC)
参考
参考
屛風浦駅前地域交流拠点について
名称 | 屛風浦駅前タイニーハウス(仮称) ※正式名称については、後日、newcalサイトに掲載させていただきます。 |
---|---|
開設日 | 2024年8月14日(水) |
営業時間 | 9:00~20:00 |
概要 | シェアオフィス、シェアスペースのほか地域の集まりや趣味のサークルなど、自由に使えるスペース 1時間ごとに1棟(ウッドデッキを含む)貸し切り使用可能 事前に予約決済、無人で入退館可能 |
利用料金 | 500円 |
予約方法 | 「newcalプロジェクト」会員登録後、予約ページからご予約ください。 |
オープニングイベントについて
場所:屛風浦駅前地域交流拠点
8月14日(水) | 8月15日(木) | |
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10:00~10:30 | オープニングイベント | ― |
10:00~15:00 |
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15:00~18:00 | ― | 慶應義塾大学SFC研究所 健康情報コンソーシアム ウエルビー子ども大学 in屛風浦 ~親子骨をはかって、楽しくまなぼう!~
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手さぐりワークショップ「屛風浦駅のソトを空想するカイギ」について
- 概要
屛風浦駅前交流拠点の開設に向け、産官学民さまざまな立場の有志メンバーによる準備ワークショップを2023年12月から9回開催しました。拠点開設と併せ、まちづくりの担い手としてワークショップ参加者約40名が「コミュニティマネージャー」として参加し、交流拠点の運営に関与していきます。
- 参加者
約40名(2024年8月現在)
- 今後の活動(案)
屛風浦駅前交流拠点「屛風浦駅前タイニーハウス(仮称)」の運営サポートやイベント開催など、コミュニティマネージャーとしての活動を中心に活動する体制を検討し、将来的には上大岡newcalの活動自体の担い手としての活動拡大や、組織化の強化を目指す。
地域情報/MaaSサイト「上大岡newcal」について
- サービス開始
2024年8月9日(金)
- URL
https://newcal.jp/kamiooka/(8月9日15:00公開予定)
- 機能
・地域共通予約機能(シェアオフィスなど)
・オンライン決済機能
・デジタルチケット機能
・マルチモーダル経路検索機能
沿線価値共創戦略について
2024年5月に発表した京急グループ第20次総合経営計画にて掲げる長期ビジョン「【移動】と【まち創造】2つのプラットフォームが織りなす相互価値共創のスパイラルにより持続的に発展する沿線」の実現に向け、「沿線価値共創戦略」(以下 本戦略)を策定いたしました。
また、京急グループが目指す新たな沿線まちづくりの形として、沿線のなかに「住/働/楽/学」機能が揃う中核拠点を複数配置し、一極集中型の輸送モデルから地域間をつなぐ交通網の整備による「多極型まちづくり」を目指しています。本戦略のもと、「移動プラットフォーム」では、MaaS基盤の整備等を通じた新たな移動需要を創出し、「まち創造プラットフォーム」では、エリアマネジメント活動を推進することで地域の賑わいとつながりを強化し、外部を巻き込んだ地域内の共創を目指していきます。
【移動とまち創造プラットフォームの事業方針と施策のポイント】

京急沿線エリアマネジメント構想「newcalプロジェクト」について
開始日
2024年3月14日(木)
名称
「newcal(ニューカル)プロジェクト」

名称由来
「New」+「Local」
新しいローカル(Local)のあり方を地域の方々と⼀緒になって生み出し、その地域ならではの新しい魅力を発見(Newな発見)し、より多くの人に届けていく構想です。
「Local」のあり方が今後も注目される中、京急グループがその「新しいLocal」のあり方を、エリアマネジメントによって見出していく意思も込めています。
また、「ニューカル」という響きは、「new culture = カルチャー」を感じさせ、その地域ならではの新しい文化を地域の方とともに生み出していく想いも込めています。
目的
「沿線価値共創戦略」において重視する、地域との連携を具体化する4つの共創活動の「組織化」「地域拠点整備」「MaaS整備」「モビリティ整備」の推進を通じた将来像として、デジタル基盤とともに沿線地域が一体となったサービス「EaaS(ENSEN as a Service)」の構築を目指します。
