ニュースリリース

2022年06月02日

都心部でありながら江戸の面影も残る北品川エリアで最後の古民家群を利活用!

コミュニティ拠点「SHINAGAWA1930」が6月3日(金)グランドオープン!

異なる目的で訪れたさまざまな利用者の接点を生む、新しい「コミュニティ拠点」がついに全棟完成

京浜急行電鉄株式会社(本社:横浜市西区、社長:川俣 幸宏、以下 京急電鉄)が、2021年から順次開業している、品川区北品川の築90年の木造建築群をリノベーションしたコミュニティ拠点「SHINAGAWA1930」が全棟完成し、2022年6月3日(金)にグランドオープンいたします。

「SHINAGAWA1930(以下、本施設)」は、品川の歴史を築いてきた5棟からなる築90年の木造建築群をリノベーションし、品川の新しい拠点として、様々な場所から訪れる人たちの交流を生み、発信していく施設で、2021年1月のさまざまな本業を持つ店長たちが日替わりで店に立ち、交流の場とするソーシャルカフェ「PORTO」の開業を皮切りに、同年5月に日本酒の古酒・熟成酒を専門に取り扱う「いにしえ酒店」、同年6月にママもパパもお子様もみんなが楽しめる、子供と一緒でもお仕事できるコワーキングスペース「ママプラスカフェ」が開業するなど、順次拡大してまいりました。

このたび、BIM(Building Information Modeling)と呼ばれる技術を使い、木造の建物づくりを情報技術で変えていく「株式会社MAKE HOUSE」が2棟に入居し、今施設がグランドオープンとなります。

本施設のコーディネートおよび運営は、多数のリノベーション事業を手掛ける京急グループの株式会社Rバンク(本社:東京都目黒区、社長:小泉 雅彦、以下 Rバンク)が行っており、Rバンクと各テナントにて構成する運営事務局により、オープン以来、異なる目的で訪れたさまざまな利用者と地域間の交流創出や、品川の新たな魅力発信を図ってまいりました。

開業に向けては、運営事務局がクラウドファンディングを利用して、施設を整備するための資金調達やDIYイベントを実施。延べ250人以上の方々の手をお借りし、建物が再生されました。

京急グループは、本施設を通して、利用者と地域間の交流促進による地域の活性化に努めるとともに、歴史ある品川エリアの新しい魅力を発信してまいります。

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「SHINAGAWA1930」外観
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DIYイベントの様子

「SHINAGAWA1930」グランドオープンについて

施設概要

施設名称

SHINAGAWA 1930

グランドオープン日

2022年6月3日(金)

所在

東京都品川区北品川1丁目21番地

アクセス

京急線「品川駅」から徒歩10分、「北品川駅」から徒歩4分

店舗棟数

5棟

構造

築90年・木造地上2階建て

延床面積

約457.33㎡(登記簿)

営業時間・定休日

テナントにより異なります

webサイト

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テナント詳細

A棟 ソーシャルカフェPORTO/フリースペース

運営者 株式会社ユニアス、PORTO
詳細 1Fのカフェスペースでは、さまざまな本業を持つ店長たちが日替わりで店に立ち、人と人のつながりを生んでいきます。2Fはフリースペースで、講座、お茶会などの開催や、貸切でのイベント実施も可能です。

B棟 いにしえ酒店

運営者 いにしえ酒店
詳細 日本酒の古酒・熟成酒を専門に取り扱う酒屋です。
古酒・熟成酒の価値や魅力を五感で感じていただくための様々な「体験」をご用意しています。

C棟 ママププラスカフェ品川店

運営者 株式会社ネスタ
詳細 ママもパパもお子様もみんなが楽しめる、子供と一緒でもお仕事できるコワーキングスペースを提供しています。本格的な料理と離乳食、キッズメニュー、お子様が楽しめるキッズスペースもご用意しています。
また様々なイベントも開催しています。

D棟・E棟 株式会社MAKE HOUSE

運営者 株式会社MAKE HOUSE
詳細 BIM(Building Information Modeling)と呼ばれる技術を使い、木造の建物づくりを情報技術で変えていく会社のオフィスです。
※事務所のため、ご見学いただくことはできません。
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各テナント配置図

グランドオープンを記念した「けいきゅんグッズ」の配布を実施

グランドオープンを記念して、「ソーシャルカフェPORTO」「いにしえ酒店」「ママプラスカフェ品川店」にて、1,000円(税込)以上、または2,000円(税込)以上お買い上げいただいたお客さまに、京急電鉄マスコットキャラクター「けいきゅん」のグッズ(エコバック・ボールペン)を先着で合計150名様に配布します。

  • 1,000円(税込)以上:ボールペン 先着 50名様
  • 2,000円(税込)以上:エコバック 先着100名様
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グッズイメージ

(参考)

本施設周辺について

ビジネスマンを中心に多くの人が行き交い、当社線の1日平均乗降人員が約29万人※1の品川駅徒歩10分のエリアに位置しながら、かつて東海道五十三次の最初の宿場として栄えた品川宿にほど近く、本施設を含む周辺に点在していた木造建築はかつて「しながわ100景」に選ばれたことがあるなど、都心部でありながら江戸の面影も残る歴史ある地域です。

  1. ※1新型コロナウイルス感染症拡大前(2019年度)の実績

今施設開業の背景

Rバンクは、ビルや戸建住宅をリノベーションし、有効活用して、こだわりある暮らしや心豊かになる空間・コミュニティを創造している会社です。

今施設は、1930年から、東京の空襲にも、何度も襲ってきた地震にも負けず、 平成、令和とその姿のまま佇んでいる5棟の民家でした。新しい街(品川)と歴史が息づく町(品川宿)のちょうど間に、この古民家はあり、さまざまな人たちが交わる拠点にふさわしい物件だと感じました。

ちょうど、事業性を検討していた時で、建物が取り壊され、駐車場になる可能性が高いと聞きました。「歴史を受け継ぐ貴重な古民家群をなんとか残したい。そして、よりよいかたちで活かしていきたい。」と考え、SHINAGAWA1930を企画しました。

クラウドファンディングを活用した施設整備について

近隣の方や、まちづくりに興味がある方への認知を高めるため、クラウドファンディングを行いました。集まった資金を活用し、左官のプロをお招きして、漆喰塗のワークショップを実施したほか、建物の外構や照明、看板を設置しました。2020年12月から2021年3月頃まで毎週末行われたDIYには、延べ250人以上に参加いただき、多くの方にお力添えをいただきました。