【京急カレンダー2023】写真募集 入選作品発表

たくさんのご応募ありがとうございました
8月上旬、多くの素敵な応募作品の中から、特別選考員の中井精也氏をはじめとする選考会において、26作品を選ばせていただきました。思いのこもった写真のご応募、誠にありがとうございました。 本年をもちまして、長らく実施いたしました京急カレンダーへの写真募集を終了させていただきます。ご参加・ご愛顧いただきました皆さまへ、この場をもちまして、敬意を表するとともに、厚く御礼申し上げます。
特別選考員

中井精也氏(なかいせいや)
1967年、東京生まれ。鉄道の車両だけにこだわらず、鉄道にかかわるすべてのものを被写体として独自の視点で鉄道を撮影し、「1日1鉄!」や「ゆる鉄」など新しい鉄道写真のジャンルを生み出した。2004年春から毎日1枚必ず鉄道写真を撮影するブログ「1日1鉄!」を継続中。広告、雑誌写真の撮影のほか、講演やテレビ出演など幅広く活動している。
株式会社フォート・ナカイ代表。2015年、講談社出版文化賞・写真賞、日本写真協会賞新人賞受賞。著書・写真集に「1日1鉄!」、「デジタル一眼レフカメラと写真の教科書」「DREAM TRAIN」(インプレス・ジャパン)、「ゆる鉄」(クレオ)、「都電荒川線フォトさんぽ」(玄光社)などがある。甘党。
特別選考員メッセージ
残念ながらカレンダーのための作品公募は今回が最後となります。
長年応募作品のすべてに目を通してきた僕が感じたのは、ご応募いただいたみなさんの、京急に対する深い「愛」でした。
写真はただ撮るものではなく、伝えるためのツールだと考えている僕にとっては、みなさんの愛がとても心地よく、素晴らしい時間を共有することができました。これまでご応募いただいたみなさま、ありがとうございました。
鉄道写真家 中井精也
入選作品発表

毎年続いてきた公募によるカレンダーも今年でピリオド。そのせいか、応募いただくみなさんも本気モード!いつにも増して力作が集まりました。毎回思うのですが、都市部を走ることが多い京急で、よくぞここまで季節感あふれる絶景を見つけ出すなぁと、驚かされてしまいます。定番のポイントに限らず、自分ならではの目線で見つけた四季の風景は、あなたの部屋を鮮やかに彩ってくれることでしょう。ご応募いただいたみなさま、本当にありがとうございました。
表紙を飾るのは、ブルーリボン賞を受賞した京急の最新鋭車両、1000形1890番台。ただ車両をメインに写すだけでなく、背景に桜の回廊を入れることで、季節感も織り込んでいるところが凄い。まさに表紙にふさわしい作品です。
富士山と京急だけでも珍しいのに、周囲の風景がみごとな白銀の世界。都会の雪はすぐに溶けてしまうので、晴天で富士山もバッチリ見えて、しかも雪景色なんてレア中のレア。そのチャンスを見事に生かした名作です。
梅と電車というシンプルな狙いですが、こういうシンプルな写真ほど、実は難しいのです。梅を画面全体に配置しつつ、列車を入れる位置を的確に確保している構図力が素晴らしい。列車のぼかし具合も完璧です。
KEIKYU BLUE SKY TRAINの青と、菜の花の黄色のコントラストが実に鮮やか。右上の菜の花を列車に重ねることで、構図が単調になるのを防ぎつつ、サイドビューがカッコいい2100形を正確に写し止めているところが凄い!
桜の写真はたくさんの応募がありましたが、最終的に勝ち抜いたのがこちらの作品。画面を覆うようなゴージャスな桜は、まさに満開の時期で、美しいだけではない力強さも感じました。列車がすれ違う強運もGOODです。
横浜の5月の風物詩である大岡川の鯉のぼり。背後を走る京急の最新鋭電車1000形1890番台「Le Ciel」のロゴも爽やかですね。鯉のぼりと電車に正対し、まるで箱庭のように切り取った構図が光る作品です。
京急沿線には紫陽花と列車を撮影できる定番ポイントがいくつかありますが、この作品は新鮮な構図です。まさに盛りを迎えた花だけが放つ、フレッシュなパワーが写真から溢れていますね。繊細な色に癒やされる一枚です。
けっして派手な作品ではないのですが、見た瞬間にとても心惹かれました。背景の海に浮かぶのは、花火大会を見物する船だとか。花火そのものは写っていませんが、夏の夜の静かな旅情が感じられる、味わい深い作品です。
もう見た瞬間に、8月はこれで決定!と思っちゃうほど、夏を感じる作品に一目惚れ。みごとな入道雲と、京急レッドのコントラストが爽快です。入道雲は刻々と変化するので、実はこういうベストな状態で撮るのが難しいんです。
まるで列車をやさしく見守るようにかかる虹。しかもよく見ると2重の虹ですね。撮影経験のある人ならわかると思いますが、虹って列車が来るまでに消えちゃうことがほとんど。まさに空前絶後の瞬間を捉えた名作です。
僕は好きだけど、カレンダーには向かないかなぁ…なんて悩んでいたら、なんと選考会で多くの票が集まり採用!こういう写真がたくさんの人に認めてもらえるのは僕も嬉しい!独自の目線が、キラリと光る作品です。
秋が来たよ〜!って、その喜びを大きく手を広げて表現しているようなイチョウの木。それを構図のど真ん中にどーんと配置し、列車も目立たせる構図力が素晴らしい。秋空とイチョウの黄色のコントラストが目に眩しいです。
列車の動きに合わせてカメラを振る「流し撮り」と、撮影中にズームレンズで焦点距離を変える「ズーミング」を組み合わせたパワフルな作品。コロナや世界紛争で厳しい空気を切り裂くように走る京急が、最高にカッコいい!

卓上カレンダーは壁掛けカレンダーにくらべて、車両メインの作品が多いのですが、そのぶん京急の車両のカッコよさ、そして動感や躍動感がムンムンと感じられます。こういうコンセプトのカレンダーは単調になりがちなのですが、さまざまな工夫や独自の目線で捉えた作品が揃い、ずっと机の上で眺めていても、見飽きることのないカレンダーに仕上がったと思います。公募という形は今年が最後になりますが、たくさんの京急ファンの愛が詰まった、最高傑作になったと思います。
背景にある橋と列車に正対した、左右シンメトリーの構図がオシャレ。最新鋭電車1000形1890番台「Le Ciel」のロゴが良く映えます。
列車を流し撮りしつつも、しっかりと背景に富士山を配置する超絶テクニックが光る一枚。シャッター速度の選択も的確です。
青空をバックに並ぶ、色とりどりの車両たち。ふだん頑張っている車両たちも、みんなに撮ってもらって、少し誇らしげ。
2019年に引退した800形とデト11・12形のメモリアルショット。背景にはしっかりと桜も写っており、季節感も感じられる一枚です。
ウィング号の編成写真メインでありながら、背景が全部桜並木という贅沢なカット。明暗差の少ないフラットな光線を選んだのも正解です。
鮮烈な青と緑が爽快な一枚です。広角レンズを選択することで、1500形電車が、まるで赤い矢のように表現されているところが最高!
大雨の中をゆく新1000形電車。まるで水のヴェールを纏っているみたいに幻想的なシーンですね。撮影の苦労が報われた名作です。
夏に残された半年のさらなる平穏を願う新1000形「夏詣号」。KEIKYU BLUE SKY TRAINの600形とこれ以上ない完璧なタイミングのすれ違い!
深い青のコントラストが、これぞ夏!という感じで心地よい一枚。KEIKYU YELLOW HAPPY TRAINの鮮烈な黄色が、風景に映えています。
懐かしいヘッドマークを掲げた復刻版「マリンパーク号」。楽しかった京急油壷マリンパークの想い出とともに、2100形が快走します。
いよいよ卓上カレンダーにロングレール輸送用の103-CとLR輸送車が登場!ふだん見かけないレアな車両は、まさに縁の下の力持ち。
朝焼けの空に1000形電車のシルエットが浮かびあがります。慌ただしい1日が始まる前の、ロマンチックなひととき。素敵です。
凍てつく冬。分岐器が凍って動かなくならないように置かれた、凍結防止用の融雪器。美しい炎は、京急の安全の守り神なのです。
京急グループプラごみ削減運動

- 壁掛けカレンダー
留め具にプラスチックを使用しておりません。
包装は生分解される植物由来の素材を使用しています。
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発売日
卓上カレンダー 10月7日 (金)
壁掛けカレンダー 10月14日(金)
販売場所
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