ニュースリリース

2024年07月01日

「スタートアップオーディション in YOKOSUKA」との共同開催で横須賀エリアの地域課題解決を目指す

「KEIKYU ACCELERATOR PROGRAM in YOKOSUKA」を募集します

地域課題解決型オープンイノベーションプログラム第1弾として、横須賀市を舞台に開催

京浜急行電鉄株式会社(本社:横浜市西区、社長:川俣 幸宏、以下 京急電鉄)は、公益財団法人横須賀市産業振興財団が主催する「スタートアップオーディションin YOKOSUKA」(以下、スタートアップオーディション)にて、横須賀市を舞台に地域課題解決型オープンイノベーションプログラム第1弾「KEIKYU ACCELERATOR PROGRAM in YOKOSUKA」(以下、本プログラム)を2024年7月1日(月)から開催いたします。

京急電鉄は、2024年5月に発表した京急グループ第20次総合経営計画において、「沿線価値共創戦略」(以下 本戦略)を策定し、あらゆる交通手段を用いた移動環境の最適化を行う【移動】プラットフォームと、都市機能の更新や生活支援を行う【まち創造】プラットフォームの相互価値共創のスパイラルアップによって、地域と共に成長し続ける沿線を目指しています。沿線各地に「住/働/楽/学」が揃う中核拠点の複数整備と、多様な移動需要への対応による多極型なまちづくりを行うことで、「新しい価値」の創出を目指します。

本プログラムは、沿線における「住/働/楽/学」が揃う中核拠点の整備と、多様な移動需要への対応による多極型なまちづくりを目的に、横須賀市を舞台にして、本戦略における16のテーマ(事業方針)をもとにアイデアを募集いたします。採択された共創パートナーに対しては、京急賞として、京急電鉄および京急グループが推進する京急沿線エリアマネジメント構想「newcal」におけるエリアマネジメント組織「newcalファミリー」参加団体(2024年6月時点344団体)などと連携した実証フィールドの提供などを行ってまいります。

京急電鉄では、地域課題の解決に向けた具体的取り組みと、スタートアップのアイデアを融合させることで、横須賀市が抱える地域課題の解決を目指すとともに、再開発が進む横須賀中央駅・追浜駅などのまちづくりの共創パートナーと新規事業創出などに取り組んでまいります。

KEIKYU ACCELERATOR PROGRAM
WEBサイト
スタートアップオーディション
in YOKOSUKA(昨年度)

「KEIKYU ACCELERATOR PROGRAM in YOKOSUKA」について

「KEIKYU ACCELERATOR PROGRAM in YOKOSUKA」について

概要

KEIKYU ACCELERATOR PROGRAM(ケイキュウアクセラレータープログラム)は、2017年の開始以来、VRやAR技術を活用した新たな観光体験ツアーなど、スタートアップ企業とのオープンイノベーションを推進してまいりました。また、2024年2月に常時募集型にリニューアルし、「移動」と「まち創造」2つのプラットフォームにおける「新たな価値」の創出に向け取り組んできました。

このたび、本プログラム初となる地域課題解決型オープンイノベーションプログラム第1として横須賀市を舞台に、本戦略における16のテーマ(事業方針)をもとにアイデアを募集いたします。

募集期間

2024年7月1日(月)~8月26日(月)

応募資格

  • 京急電鉄の目指すビジョンの実現に向けて、沿線価値共創戦略に基づく16のテーマ(事業方針)に共に挑戦していただけることが求められます。
  • 2024年10月9日(水)に最終審査会場まで来場可能な方に限ります。

応募方法

スタートアップオーディション応募申込書「京急電鉄との事業連携項目」の、「希望します」にチェックを入れて申し込みください。

  • 追加での資料提出や要件の確認が発生する場合がございます。
  • 詳細は、以下ホームページをご覧ください。

ホームページ

スタートアップオーディション応募申込書「京急電鉄との事業連携項目」の、「希望します」にチェックを入れて申し込みください。

募集テーマ

本プログラムで設定する下記のテーマについて、横須賀市を実証のフィールドとしたアイデアを募集します。

1. 移動プラットフォームにおける8つのテーマ(事業方針)

テーマ 募集アイデア例
①ライフスタイルの変化に応じたダイヤ転換および二次交通再編 #地域内輸送、#地域交通、#モビリティハブ、#シェアモビリティ、#MaaS、#効率化
②インバウンド等観光アクセス強化および沿線目的地への流入促進 #外国人、#インバウンド対応、#多言語対応、#MaaS、#宿泊旅プラン、#地域周遊
③地域拠点・環境対応・防災など駅機能の高度化 #カーボンニュートラル、#自律移動ロボット、#駅保育、#気象予測、#帰宅困難者
④回遊性を高める鉄道・地域資源のコンテンツ化 #地域密着イベント企画・列車、#地酒・地野菜、#娯楽・レジャー、#鉄道ファン、#街歩き
⑤京急および沿線地域の魅力を伝えるブランディング推進 #デザイン経営、#地域活性化、#駅別ブランディング、#まちづくり
⑥子育て世代等ターゲットを明確にした移動サービス展開 #ファミリー、#女性向け、#高齢者、#外国人、#快適な移動、#ユニバーサルデザイン
⑦デジタル活用による高付加価値提供とさらなる効率化 #自動運転、#人流測定、#5G・6G、#通信技術、#遠隔監視システム、#非常時対応
⑧デジタル活用による持続可能な次世代メンテナンスの促進 #AI、#オペレーション効率化、#車両・線路メンテナンス、#データ分析

2. まち創造プラットフォームにおける8つのテーマ(事業方針)

テーマ 募集アイデア例
①主要駅周辺での住働楽学が充実する大規模開発の推進 #多機能複合都市、#シンボリック、#空間設計、#モビリティネットワーク
②駅から広がる面的なまちづくりの推進 #商店街・裏通り活性化、#高架下活用、#夜間営業、#シェアモビリティ、#マルシェ
③歴史的建物や公共施設等の地域既存ストックを活かしたまちづくり #空き家・空き店舗活用、#リノベーション、#子育て世代流入、#地元ニーズ
④デジタルとリアルが融合したまちづくり #マーケティング、#デジタルツイン、#仮想空間、#バーチャルイベント
⑤水辺のライフスタイルの実現を通じた沿線イメージの確立 #河川空間活用、#海沿い空間活用、#水上交通、#シーサイドリゾート
⑥自然と共生した環境保全型のまちづくり #自然のある暮らし、#グリーンインフラ、#農業体験、#気候変動、#社有林活用
⑦ワーク・観光・スポーツ等の多様な「住働楽学コンテンツ」の導入 #コワーキング、#ワーケーション、#観光、#スポーツ・eスポーツ、#サブカルチャー
⑧子育て世代・外国人・高齢者等の多様性を尊重する地域コミュニティ構築 #移住支援、#住み替え、#多拠点居住、#コミュニティ形成、#多様性尊重

スケジュール

募集開始 2024年7月1日(月)15:00
募集締切 2024年8月26日(月)23:59
1次審査 9月中旬
最終審査 2024年10月9日(水)13:00 開始 会場:ヴェルクよこすか
共創開始 採択後順次開始予定

京急賞(最終審査通過特典)

京急電鉄および京急グループが推進する京急沿線エリアマネジメント構想「newcal」におけるエリアマネジメント組織「newcalファミリー」参加団体(2024年6月時点344団体)などと連携した実証フィールドを提供いたします。

お客さまのお問い合わせ先

京急ご案内センター

(受付時間)9:00~17:00 年末年始は休業

  • 営業時間は変更になる場合がございます。

お電話でのお問い合わせ

03-5789-8686

045-225-9696

参考

参考

「スタートアップオーディション in YOKOSUKA」

2007年から公益財団法人横須賀市産業振興財団、横須賀市などにより開催されているビジネスコンテストで、これまで69件のスタートアップ事業の実施に繋げております。

KEIKYU ACCELERATOR PROGRAM(ケイキュウアクセラレータープログラム)

2017年から開始し、これまで計3回の本プログラムの開催を通じ、22社の事業採択、京急グループと17件の実証実験、3件の事業化、2件の資本提携を実行するなど、新たな価値の創出に取り組んでまいりました。また、2024年2月に常時募集型にリニューアルし、「移動」と「まち創造」2つのプラットフォームにおける「新たな価値」の創出に向け取り組んできました。

  • KEIKYU OPEN TOP BUS YOKOHAMA -NAKED XR TOUR-

    京急電鉄と株式会社シナスタジア(本社:東京都中央区、社長:有年 亮博)は、VRやAR技術を活用して横浜の魅力を発信する「KEIKYU OPEN TOP BUS YOKOHAMA -NAKED XR TOUR-」を2021年12月から2022年1月まで、週末の定期運行ツアーとして実施しました。

    • XR:VR(仮想現実)やAR(拡張現実)、MR(複合現実)といった、現実と仮想空間の融合体験を可能にする技術の総称です。

    ニュースリリース:https://www.keikyu.co.jp/company/news/2021/20211108HP_21102TS.html

  • ヘリコプターを活用した「伊豆長岡温泉 京急ホテル」ヘリコプター移動つき宿泊プランを販売

    京急電鉄と株式会社AirX(本社:東京都千代田区、社長:手塚 究)は、ヘリコプターを活用した「伊豆長岡温泉 京急ホテルヘリコプター移動付き宿泊プラン」を2022年7月から販売を開始しました。

    ニュースリリース:https://www.keikyu.co.jp/company/news/2022/20220721HP_22041TS.html

  • 三浦半島のバンライフの聖地化を目指しキャンピングカー拠点を開設

    京急電鉄とCarstay(カーステイ)株式会社(本社:横浜市旭区、代表取締役:宮下 晃樹)は、三浦半島の新たな車中泊スポットを共同で3か所開設、予約サイトにおいて上位の人気拠点に成長しています。

    ニュースリリース:https://www.keikyu.co.jp/company/news/2020/20201013HP_20085IT.html

  • 三浦半島における空き家等を、クラウドファンディングを利用して再生

    京急電鉄と株式会社エンジョイワークス(本社:神奈川県鎌倉、代表取締役:福田 和則)は、葉山町にある古い蔵をリノベーションした宿泊施設「The Bath & Bed Hayama」の開業に向け、葉山女子旅きっぷの加盟店などとタイアップし、参加型で宿づくりイベントを開催するなど、様々な人に宿づくりに参加してもらう事業モデルを構築しました。

    ニュースリリース:https://www.keikyu.co.jp/company/news/2017/20180320HP_17272NS.html

沿線価値共創戦略について

京急グループでは、沿線全体の持続的な発展を目指し、「移動」と「まち創造」の2つのプラットフォームによる相互の価値共創をビジネスモデルの中心に据え、事業活動を推進しています。また、2022年度から「京急沿線まちづくり戦略」の策定に取り組んで参りました。現在、2024年度からスタートする次期総合経営計画も見据え、京急沿線まちづくり戦略に2つのプラットフォームの要素を取り入れ、さらに一体的な取り組みとしていく「沿線価値共創戦略」の策定を進めています。

また、京急グループが目指す新たな沿線まちづくりの形として、これまでの都心と郊外の二極構造のまちづくりではなく、沿線のなかに「住む・働く・楽しむ・学ぶ」 機能が揃う中核拠点を複数配置し、一極集中型の輸送モデルから地域間をつなぐ交通網の整備による「多極型まちづくり」を目指しています。

本戦略のもと、「移動プラットフォーム」では、MaaS基盤の整備等を通じた新たな移動需要を創出し、「まち創造プラットフォーム」では、エリアマネジメント活動を推進することで地域の賑わいとつながりを強化し、外部を巻き込んだ地域内の共創を目指していきます。

沿線価値共創戦略 全体像

京急沿線エリアマネジメント構想について

京急沿線でのエリアマネジメント活動は、都市・商業地・住宅街・観光地などエリアごとの特性に合わせ、その地域のプレイヤー(newcalファミリー)と共同で、「滞在環境の整備」、「働く場の創出」、「地域環境問題への取り組み」など地域課題の解決に向けローカルに進める【ローカライズ領域】と、一方で、その活動を支えるMaaSやモビリティ基盤などは共通化し、電車、バスを含む地域生活者の移動や滞在利便性を向上する【共通基盤拡大の領域】に取り組んでいます。

「ローカライズ」と「共通基盤拡大」を同時に進め、まちの個性を磨き上げるとともに、京急沿線全体をサステナブルな地域とすべくエリア価値を高めていくことを目指しています。

地域住民や事業者、自治体、教育機関などと、沿線の各地域に移動と「住む・働く・楽しむ・学ぶ」が揃う多極型まちづくりを推進するために、「ローカルプラットフォーマー」として、沿線におけるあらゆる移動と地域サービスを統合し、従来の沿線まちづくりでは成しえなかった新たな価値を地域と共創します。

プロジェクトを通じて、地域に根差した活動を「つなぎ」、それらを「続けて」いく仕組みを構築します。
「組織化」「地域拠点整備」「MaaS整備」「モビリティ整備」を一元化した「ENSEN as a Service」(EaaS)を実現するべく、いま京急沿線の地域がひとつになろうとしています。

【イメージ図】