鉄道運行情報
2024年02月22日
京急初!三浦半島の間伐材を活用した木製ベンチ「みうらの森林(もり)ベンチ」を駅に設置
京浜急行電鉄株式会社(本社:横浜市西区、社長:川俣 幸宏、以下 京急電鉄)は、社有林を活用した「みうらの森林(もり)プロジェクト」(以下 本プロジェクト)の一環として、森林管理で発生した広葉樹の間伐材を活用した木製ベンチ「みうらの森林(もり)ベンチ」(以下 本製品)を京急線の追浜駅と京急久里浜駅に2024年2月26日(月)から設置いたします。
京急電鉄は、持続可能な社会を目指し、三浦半島に所有する都市近郊社有林を健全に管理する本プロジェクトを2023年2月から開始しています。本製品は、昨年11月の間伐作業で発生した木材を、同じ三浦半島内の伝統構法の技術と国産無垢材を活かした葉山の工務店である、株式会社藤本工務店(本社:三浦郡葉山町、代表:藤本 嶺、以下 藤本工務店)に間伐材の加工から製品化までをご協力いただき製作しました。2024年2月26日(月)に京急線の追浜駅の上下ホームと京急久里浜駅の改札内コンコースに設置し、各ベンチには、社有林由来である説明とプロジェクトのロゴが刻印されております。健全な管理の一環で発生した間伐材の一部を再利用し、三浦半島の伝統構法で駅のベンチにアップサイクルすることで、同地域内での資源の循環に繋げます。
今後、京急グループの住宅ブランド「PRIME(プライム)」物件の共用部等における採用も検討しており、お住まいの方々の暮らしと三浦半島の自然を繋いでいくとともに、三浦半島の自然や森林をPRし興味を持っていただくことで、循環型社会への貢献を目指します。




木製ベンチ「みうらの森林(もり)ベンチ」について
概要
使用木材
京急電鉄が三浦半島に所有する都市近郊社有林の間伐で生じたヤマザクラ
製作数
6脚
設置場所
追浜駅上下ホーム、京急久里浜駅改札内コンコース
- ※社有林が所在する横須賀市内の駅から選定
設置日
2024年2月26日(月)
製造工程

(参考)「みうらの森林(もり)プロジェクト」について
概要
名称
「みうらの森林(もり)プロジェクト」
開始時期
2023年2月
目的
健全な森林の管理を行うことで、森林の有する二酸化炭素吸収機能の一層の発揮を目指し、生物多様性を維持しながら機能豊かな美しい森林を目指します。
内容
森林管理の間伐材を、バイオマス発電に活用し、さらに整備した森を親子の山遊びに活用しています。
実績
- 間伐作業
- 神奈川県森林組合連合会の協力のもと、適切な間引きなど森林管理を行い、太陽光が地面に差し込む環境を作ることで、森林の若返りを図っています。(2023年2月から開始)
- バイオマス利用や薪の販売
- 間伐した木々は、株式会社タケエイグリーンリサイクルが運営する横須賀バイオマス発電所にて「木質バイオマス燃料」として発電に活用され、京急グループである葉山マリーナにて2023年4月1日(土)からすべての使用電力を、社有林伐採木を一部活用したCO₂排出量実質ゼロの再生可能エネルギー電力(木質バイオマス由来)に切り替えました。
- 京急グループの三崎観光株式会社が運営する「京急油壺温泉キャンプパーク」にて、薪として販売し、ウッドワークショップ体験と、手づくり木工品も販売しています。
- 山あそび
- 間伐後の森林を活用し、身近な自然であそび場「原っぱ大学」を展開するHARAPPA株式会社と共に、親子で遊べるコンテンツ開発を目指し、親子モニターとあそび場づくりを実施しています。
その他

林野庁が主催する「森林×脱炭素チャレンジ2023」において、「みうらの森林(もり)プロジェクト」の森林整備を通じて脱炭素に貢献する企業として、「グリーンパートナー2023」に認定されました。
- ※「森林×脱炭素チャレンジ」とは、林野庁が進める制度で、森林づくり活動などを通じて、脱炭素社会の実現に貢献している企業等の取組やその価値を、多くの人々に知ってもらい、企業等の更なるチャレンジを後押しするための顕彰制度。