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2024年02月19日
「京急こまち会」が施工管理・設計した建物が竣工しました!
京急グループの京急建設株式会社(本社:横浜市西区、社長:道平 隆、以下 京急建設)では、京急建設の女性技術職社員で構成した「京急こまち会」のメンバーが初めて主任技術者(現場監督)と設計者として担当した建物が2023年12月に竣工し、施主に引き渡されましたことをお知らせいたします。
京急建設では、男女問わず誰もが働きやすい職場環境をつくることを目的として、女性技術職の社員が集まり「京急こまち会」を結成し、建設現場で働く女性社員向けの作業服の見直しや男女別仮眠室の設置などを進めてきました。今回、当社初の女性技術職社員が主任技術者、また、こまち会メンバーが設計者として手がけた物件が竣工しました。
本物件は、壁や床の色合いや男女の動線を分ける部屋の配置など女性が事務所で働きやすい職場環境を考慮した設計を行っております。
建設業は男性の職場というイメージがある中、一般社団法人日本建設業連合会が建設業で働くすべての女性の愛称として名付けている「けんせつ小町」に合わせ、京急建設でも「京急こまち会」を中心に、男女問わず誰もが活躍できる職場環境を整備し、建設業の大きな課題である働き手不足の解決に貢献を目指し取り組んでいます。




京急こまち会について
結成年度
2021年4月
人員構成
- 建築本部 建築工事部 5名
- 建築本部 設計監理部 1名
- 合計 6名(技術職従業員比率:4.2%)
- ※2024年2月16日現在
結成理由
当社は鉄道工事が主の建設会社で、夜間作業などが多い会社です。2016年度に初めて女性技術職の採用を開始しましたが、女性が働くための設備や備品の対応が不十分であり、順次改善を進めてきました。採用開始から5年が経過し、女性技術職も増えてきた中で、さらに誰もが働きやすい職場環境を整備する必要があると考え「京急こまち会」を結成しました。
今後について
「京急こまち会」の取組みにより、女性用作業服やヘルメット、仮眠室など設備や備品類の整備はある程度整ってきているものの、社内規程の整備なども引き続き検討することで、女性だけでなく介護や育児などを理由に建設業から離れてしまう人を少しでも減らし、持続可能な建設業に向けた取り組みを進めて行きたいと考えています。
竣工した建物について
場所
東京都大田区
工期
2023年7月~2024年1月
主要構造
軽量鉄骨2階建(耐火構造)
延床面積
246.13㎡
用途
事務所
担当者のコメント
建築本部 建築工事部 鶴見工事事務所 主任 髙橋 匠海(たかはし たくみ)
本工事に携わり、改めて建物を完成しお客さまへお引渡しすることの喜びや工事を無事故で完成させることの達成感を感じました。これまで様々な現場を経験させていただきましたが、自らが女性所長としてこのような現場を経験させていただいたことを感謝しております。今後はこの現場での経験を活かして、建物の大小関係なく与えられた業務に励みたいと思います。
建築本部 設計監理部 建築担当 主任 栗島 千佳(くりしま ちか)
京急こまち会の同世代社員で本工事に携わることで、これまでは先輩社員へ提案をするときに物怖じすることもありましたが、今回は同世代の女性社員ということで、些細なことも相談できる環境がとても心強かったです。
建設業は、まだまだ男性の職場というイメージがありますが、少しでも男女問わず活躍できる職場というイメージを与えられるように、様々なプロジェクトを担当させてもらえるよう努めたいと思います。
(参考)京急建設株式会社 社員構成割合
- ※2024年2月16日現在
男性(人) | 男性比 | 女性(人) | 女性比 | 総数(人) | |
---|---|---|---|---|---|
全社 | 189 | 88.3% | 25 | 11.7% | 214 |
技術職 | 137 | 95.8% | 6 | 4.2% | 143 |
事務職 | 52 | 73.2% | 19 | 26.8% | 71 |