鉄道運行情報
2023年07月13日
京急バス「来年4月から運転士が不足します」職員大募集!!
京急グループの京浜急行バス株式会社(本社:横浜市西区、社長:野村 正人、以下 京急バス)は、2023年7月20日(木)~8月18日(金)まで「KEIKYU YELLOW HAPPY TRAIN」の車内広告すべてを募集広告に変えて職員を大募集いたします。
この取り組みは、2024年4月から改正適用される「改善基準告示(自動車運転者の労働時間等の改善のための基準)」は、トラック等の物流業界だけではなく、バス業界も同様に適用を受けることで、バス運転士の勤務間インターバルなどが変更になるため運転士が不足します。また、若年層の車離れや高齢化の進展のよる大型二種免許保有人口の減少で、バス運転士の"なり手"が減っています。
また、そのほかの職種についても募集いたします。旅客サービス係は羽田空港におけるお客さま案内を専門に行う係員で、新卒で入社した将来運転士となる職員が一部在籍しており、旅客サービス係を新たに採用することで、バス運転士への職種変更を進めて、バス運転士が増員できます。
さらに、バス車両の整備係は、毎日の安全輸送に欠かせない職種であり、当社では3か月ごと・1か月ごとの法定整備・自主点検や車検整備を自社で行っており、バス運行の基礎を支える大切な職種であり、多くの人財を確保したいとの理由から今回の職員大募集を実施するものです。
京急バスでは、さまざまな施策を通して職員を増員し、鉄道輸送との連携による利便性向上や沿線価値の維持・向上を図り、ご利用のお客さまの目線に立った輸送サービスの提供をおこなってまいります。
京急バス「来年4月から運転士が不足します」職員大募集!!について
目的
2024年4月から正適用される「改善基準告示(自動車運転者の労働時間等の改善のための基準)」は、トラック等の物流業界だけではなく、バス業界も同様に適用を受け、運送業界全体の課題である"2024年問題"への対策としてバス運転士不足解消、整備係・旅客サービス係の人財確保のために、社長以下社員一丸となって、今回の施策をおこなうものです。
キャッチフレーズ
『もっと働きやすく! グッドなシゴト場プロジェクト』
グッドなシゴト場プロジェクトとは
今回のキャンペーン展開に際し、社員の声を聴いて実現した事例を抽出し、このような実現を「いい職場」と定義し、これからも「より良い職場づくりをしていく」という当社の意思を示すものとして、ネーミングしたものです。
実施内容
1000形8両編成1編成の中吊りポスターをすべて京急バスの職員募集ポスターに変更した「KEIKYU YELLOW HAPPY TRAIN」を運行します。
運行期間 | 2023年7月20日(木)~8月18日(金) |
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使用車両 | 1000形1057編成1編成8両「KEIKYU YELLOW HAPPY TRAIN」 |
運行区間 | 京急線全線(大師線を除く)
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特設サイト
京浜急行バスのホームぺージ内に特設ページを新設します。
URL:https://www.keikyu-bus.co.jp/info/2023/0712_2904.html(外部サイトへリンクします)
開設日:2023年7月13日(木)14:00~
車内広告一覧
窓上広告(3種類)
車内中吊りポスター(12種類)
ドア横広告(1種類)
お客さまのお問い合わせ先
京急バス 経営企画部総務人事課
(受付時間)平日のみ9:30~18:15
お電話でのお問い合わせ
(参考)
改善基準告示とは?
バス会社が統一して遵守すべき、労働時間に関する基準であり、「長時間労働を防止による労働者自身の健康確保のみならず、国民の安全確保の観点からも重要であることから、トラック、バス、ハイヤー・タクシー等の自動車運転者について、労働時間等の労働条件の向上を図るため拘束時間の上限、休息期間について基準等が設けられているもので1989(平成元)年2月に制定され、2022(令和4)年12月に自動車運転者の健康確保等の観点により見直しが行われ、拘束時間の上限や休息期間等が改正され、2024(令和6)年4月1日に施行される」もの。
(「」内 https://driver-roudou-jikan.mhlw.go.jp/bus/notice(外部サイトへリンクします)から引用)
改正のポイント
現行 | 見直し後 | |
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1年間の拘束時間 | 3,380時間 | 原則3,300時間 |
4週平均1週 1か月の拘束時間 |
【4週平均1週間】 原則65時間(月換算:281時間) 最大71.5時間(月換算:309時間) |
【1か月の拘束時間】 原則281時間 最大294時間 ※281時間を超える月が4か月を超えて連続しないこと ※4週平均1週の拘束時間も同水準で存置。1か月と選択可。 |
1日の休息時間 | 継続8時間 | 継続11時間を基本とし、9時間下限 |
- 拘束時間:使用者に拘束されている時間のこと。(「労働時間」+「休憩時間」)
(会社へ出社(始業)し、仕事を終えて会社から退社(終業)するまでの時間)
- 休息時間:使用者の拘束を受けない期間のこと。(業務終了時刻から、次の始業時刻までの時間)