鉄道運行情報
2022年05月26日
新造車両1000形1890番台「Le Ciel」がブルーリボン賞を受賞
京浜急行電鉄株式会社(本社:横浜市西区、社長:川俣 幸宏、以下 京急電鉄)では、2022年5月26日(木)、新造車両1000形1890番台(愛称「Le Ciel」)が、鉄道友の会(会長:須田 寛)の選定する2022年「ブルーリボン賞」を受賞しました。当社車両として「ブルーリボン賞」を受賞した車両は、1983年の2000形以来、39年ぶり2回目の受賞となります。
新造車両1000形「Le Ciel」は、ウィズコロナ時代において安心・快適に電車をご利用いただけるよう、車内設備を一新した車両として、2021年5月6日(木)から運行を開始した車両です。
今回、ブルーリボン賞の受賞にあたっては、「L/C腰掛(ロングシートとクロスシート切替可能な座席)やトイレなど当社で初めて設え、通勤・通学のみならず観光・イベントなど新たな車両用途を模索しているほか、最新水準の機器類を積極採用しつつ実績ある安定した仕様も踏襲し、チャレンジングな姿勢と堅実性を兼ねそなえたトータルバランスに優れた車両」であることが評価されました。
京急電鉄では、今回の賞を受け、一般公募により命名いただいた「Le Ciel」の愛称に込められた「京急に乗って遊びに行く、わくわくする雰囲気を感じられる車両」を体感していただけるよう、「Le Ciel」を使用したツアー・イベントなどを企画してまいります。今後の活躍にどうぞご期待ください。


(参考)
ブルーリボン賞について
「ブルーリボン賞(1958年制定)」は、鉄道友の会(会長:須田 寛、会員数約3,000名)が毎年1回、前年に営業運転を開始した新造および改造車両の中から選考委員会が選んだ候補車両に対して、会員の投票結果に基づき、選考委員会が審議して最優秀と認めた車両を選定するものです。京急電鉄では、1983年の2000形以来、39年ぶり2回目の受賞となります。
- ※鉄道友の会選考委員会が審議して優秀と認めた車両を選定する「ローレル賞」は、京急電鉄では、1979年に800形が受賞しています。
新造車両1000形「Le Ciel」について
座席指定列車や貸切イベント列車に対応できるようロングシートからクロスシートに切替可能な自動回転式座席を採用。京急車両では初めてバリアフリー対応の洋式トイレや全座席にコンセントを設置し、通勤時の利便性を向上するとともに、防犯や迷惑行為等の防止を目的に、防犯カメラを各車両に設置し、お客さまに安全・安心してご利用いただける車両として、2021年5月に運行を開始しました。

運行開始
2021年5月6日(木)
形式
1000形 愛称「Le Ciel(ル・シエル)」
- ※一般公募のうえ決定(応募総数3,087件)
車両数
4両編成5本 計20両
車内仕様(車内設備概要)
- 自動回転式シート(L/C腰掛)を採用
平常時はロングシート、座席指定時はクロスシートに、さまざまな利用シーンに対応
- バリアフリー対応の洋式トイレと男性用トイレをそれぞれ設置
- 全座席にサービスコンセントを設置
- 各車両に防犯カメラを設置
- フリースペースを設置
2・3号車にベビーカーや大きな荷物をお持ちのお客さまが利用できるフリースペースを設置。(1・4号車には、車いすスペースを設置)