鉄道運行情報
2022年03月23日
三浦半島でのエリアマネジメント活動として地域事業創出に取り組みます
京浜急行電鉄株式会社(社長:原田 一之、以下 京急電鉄)と株式会社コンコルディア・フィナンシャルグループの子会社である株式会社横浜銀行(頭取:大矢 恭好、以下 横浜銀行)は、2022年3月23日(水)に「三浦半島でのエリアマネジメントに関するパートナーシップ」を締結し、共同で、エリアマネジメント組織「COCOONファミリー」(3月23日現在124団体)および観光型MaaS「三浦COCOON」を基盤とし、三浦半島での地域事業創出に取り組みます。
これは、「都市近郊リゾートみうらの創生」を中期経営計画に掲げ、三浦半島でのエリアマネジメントに取り組む京急電鉄と、「はまぎん10年後プロジェクト」で地域ごとの将来ビジョンの策定・実現に取り組む横浜銀行が、ともに参加するエリアマネジメント組織「COCOONファミリー」を基盤として取り組むもので、三浦半島での事業を検討する事業者同士や、三浦半島の遊休不動産とのビジネスマッチングを行うほか、事業化サポートも行うなど、両社リソースを活用し「ヒト・モノ・カネ・情報」を通じた地域事業創出に取り組みます。
両社は、2021年3月に三浦市など5者で「三浦市における地域資源を活用した観光活性化に関する連携協定」を締結しており、三浦市三崎地区の古民家を宿泊施設として再整備を進めるほか、株式会社サンオータスと連携し、電動キックボードのシェアリングサービスを展開するなど、共同で事業創出をスタートしています。今回、両社は本パートナーシップを締結し、共同事業第5弾として「クックパッドマート」の販路や物流を活用した三浦半島地産品の販路拡大にも取り組みます。
両社は、今後も共同で、MaaS基盤を活かした観光活性化や多様な滞在拠点の整備支援、地産品開発支援、MaaS基盤整備、モビリティ基盤整備などの地域事業創出に加え、地域全体でのカーボンニュートラル実現などにも取り組んでまいります。
三浦半島でのエリアマネジメントに関するパートナーシップについて
協定名称
「三浦半島でのエリアマネジメントに関するパートナーシップ」
締結日
2022年3月23日(水)
目的
「都市近郊リゾートみうらの創生」実現に向けエリアマネジメント組織「COCOONファミリー」を組織し三浦半島の活性化に取り組む京急電鉄と、神奈川県内において地域課題の解決に取り組む横浜銀行が連携し、三浦半島でのエリアマネジメント活動において両社のリソースやネットワークを活用することで、共同で三浦半島のエリア価値向上を目指す。
また、今回締結するパートナーシップに基づき、他企業や地域事業者との個別連携を推進する。
連携項目と今後実施を検討する取り組み
「三浦COCOON」基盤を活用した観光活性化の推進
事業者や自治体等100以上の団体が参画するプラットフォームと連動し、観光活性化を推進。(横浜銀行も2020年10月スタート時よりCOCOONファミリーとして参画中)ユーザーの満足度や利便性の向上を図る。
宿泊施設、ワーケーション、2拠点居住など多様な滞在環境の整備
豊かな自然や、都心からのアクセスの良さを活かしたワーケーション拠点の整備などを通じて宿泊環境の充実や、新たな働き方・働く場を創出。
スタートアップ企業などの誘致、YRP(横須賀リサーチパーク)との連携
起業支援や、YRPとの連携を通じた企業誘致などのほか、後継者不足に悩む地域企業の事業承継を支援。
地産品販路拡大など6次産業への取り組み
三浦半島地域産品の販路拡大を図り、商品開発に携わる。
三浦半島版スマートシティの実現
観光活性化と同時に、地域内の観光客の回遊性向上により三浦半島全体の人流の最適化を実現。
地域のカーボンニュートラルの実現
政府が掲げる「2050年カーボンニュートラル」に向けた動きが各地で加速するなか、三浦半島における官民協働の取り組みを推進。
連携実績
連携事項 | 概要 | 連携開始時期 |
---|---|---|
マリンレジャーの活性化 ICTを活用した地方創生 |
(株)NTTドコモ、京急電鉄、横浜銀行の3社で「三浦半島地域の経済活性化に向けた連携と協力に関する協定」を締結 | 2018年11月~ |
ワーケーション事業 | (株)ガイアックスと連携し、京急グループの宿泊施設にて平日限定4泊5日のワーケーションプランを販売 | 2021年3月~ |
滞在拠点の整備 | 三浦市三崎地区の古民家を活用した宿泊施設の整備 | 2021年3月~ |
モビリティ整備 | 電動キックボードの取扱事業者と連携し、横須賀市、三浦市、川崎市で電動キックボード拠点を開拓、拡大 | 2021年4月~ |
地産品の販路拡大 | クックパッドマートを活用した地産品の販路拡大支援 | 2022年4月~ |
京急電鉄が取り組む三浦半島でのエリアマネジメント活動について
京急電鉄は、2021年5月に発表した中期経営計画において「都市近郊リゾートみうらの創生」を掲げ、エリアマネジメント活動を強化しています。京急電鉄は自治体・企業・地元等を繋げる「コミュニケーションハブ」の役割を担い、エリアマネジメント組織「COCOONファミリー」を組成するほか、活動を支える基盤として観光型MaaS「三浦COCOON」を提供しています。