ニュースリリース

2021年08月02日

空港線で使用される鉄道運転用電力量を再生可能エネルギーに置き換え運行します

京急電鉄は持続可能な社会の実現に向けて取り組みます

京浜急行電鉄株式会社(本社:横浜市西区、社長:原田 一之、以下 京急電鉄)は、持続可能な社会の実現に向けた地球環境への取り組みとして、2021年8月分から京急空港線で使用される鉄道運転用電力量を再生可能エネルギー由来の実質CO2排出ゼロの電力に置き換え運行いたします。

京急空港線は区間距離6.5km、京急蒲田~羽田空港第1・第2ターミナル駅を結ぶ路線で、日中は品川方面・横浜方面ともに10分間隔で毎時6本ずつ運行、上下線合計で1日約400本の列車を運行し、羽田空港アクセスの一翼を担っております。

この度、東京電力エナジーパートナー株式会社(本社:東京都中央区、社長:秋本 展秀)の「FIT非化石証書付電力メニュー」※1により、実質的にCO2排出量がゼロとなる電力を調達します。これまで進めてきた省エネルギーの取り組みに加えて、電力使用による間接排出によるカーボンオフセットを進めることで、年間一般家庭約1,270世帯分相当※2の約3,457トンのCO2を削減したとみなされます。これにより京急線全線においても約4.3%のCO2削減※3につながります。

京急電鉄は、2021年5月に公表した京急グループ総合経営計画の中で、長期経営戦略の3本の柱の1つとして新たに「コーポレートサステナブル戦略」を定め、非財務分野におけるKPI(重要業績評価指標)を策定し、今回の取り組みはその一環として実施します。京急電鉄では今後も持続可能な社会の実現に向けた取り組みを進めてまいります。

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空港線を走行する1000形
  1. ※1トラッキング(由来追跡)無しの非化石供給電力
  2. ※2環境省「平成31年度家庭部門のCO2排出実態統計調査(確報値)」より算出
  3. ※3京急線全線で使用する鉄道運転用電力量に占める割合

京急空港線における再生可能エネルギーを活用した運行について

実施期間

2021年8月~2022年3月(今回契約分)

  • 以降についても、脱炭素社会の実現を目指し導入を検討してまいります。

対象路線

京急空港線

(京急蒲田駅~羽田空港第1・第2ターミナル駅、6.5キロ)

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削減相当量

CO2換算約3,457トン(使用電力量:約784万kWh、一般家庭約1,270世帯分)

非化石証書付電力について

太陽光発電や風力発電、水力発電など非化石電源により発電されたエネルギーの「価値」を証明書にして発行するものです。

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非化石証書付電力供給流れ

(参考)京急電鉄における「コーポレートサステナブル戦略」について

京急グループ総合経営計画の公表にあわせて、「エリア戦略」「事業戦略」と並び、長期経営戦略の3つの柱の1つとして策定したものです。当社グループは、公共交通機関として、沿線の人々の暮らしに寄り添い、生活を豊かにする活動そのものがESGの考え方に則っています。

新たに「コーポレートサステナブル戦略」を定め、非財務分野におけるKPIを設定することで、当社のESGの取り組みを定量・定性的に評価し、可視化する仕組みを構築しました。ESG経営をより深化させ、沿線への価値創造に注力し、企業としての価値向上に取り組んでいきます。