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2020年10月15日
東京都が選定する「イノベーション・エコシステム形成促進支援事業」
京浜急行電鉄株式会社(本社:横浜市西区、社長:原田 一之、以下 京急電鉄)と株式会社サムライインキュベート(本社:東京都港区、代表取締役:榊原 健太郎)は、東京都が募集する「令和2年度 イノベーション・エコシステム形成促進支援事業 共同プロジェクト」に応募し、2件のプロジェクトが選定されましたのでお知らせします。
今回選定されたプロジェクトは、「出張での品川来訪客に対し、データドリブンな「ついで消費」促進ユースケースの企画・検証【品川再開発×出張】」と、「接点の少ない町工場とクリエイターの相互理解を深めるプラットフォームを構築し、コラボレーション案件を創出【蒲田×町工場マッチング】」の2件です。
【品川再開発×出張】は、京急電鉄と京急グループの株式会社京急イーエックスイン(本社:横浜市西区、社長:赤倉 淳之、以下 京急イーエックスイン)が、株式会社AIトラベル(本社:東京都港区、代表取締役:村田 佑介、以下 AIトラベル)と連携し、同社の保持する「出張者の移動データ」を活用して、これまで見えなかった人々の行動特性を解明し、ニーズに沿った適切で、新しい切り口のサービス・商品の提供を目指していくプロジェクトです。
【蒲田×町工場マッチング】は、城南工業株式会社(本社:東京都大田区、代表取締役 田中 佳栄子)を中心に、株式会社アットカマタ(本社:東京都大田区、代表取締役:茨田 禎之)も参画し、京急電鉄が開発した「梅森プラットフォーム」内インキュベーション施設「KOCA」に在籍する企業を巻き込み、異業種間のコラボレーション促進によって、製造業全体の持続可能性の向上を目指すプロジェクトです。
京急電鉄は昨年度に引き続き、東京都におけるイノベーション・エコシステム形成促進支援事業「認定地域別協議会」(以下本事業)に2020年度の品川・蒲田・羽田空港エリアの代表事業者として認定されており、エリアのイノベーション・エコシステムの形成に引き続き取り組んでまいります。
東京都 令和2年度 イノベーション・エコシステム形成促進事業
共同プロジェクト
選定プロジェクト
出張での品川来訪客に対し、データドリブンな「ついで消費」促進ユースケースの企画・検証【品川再開発×出張】
プロジェクト概要
AIトラベルの保持する100社以上の法人の移動データ、移動者の特性データを活用し、これまで見えなかった人々の行動特性を解明し、ニーズに沿った適切で、新しい切り口のサービス・商品の提供を目指す。
本年度の検証・評価内容
- データを用いた品川来訪者の需要捕捉
- 京急イーエックスインと連携した、新しい商品の企画・販売検証の実施
AIトラベルについて
本社所在地 | 東京都港区三田2-10-5 エルアルカサル三田805 |
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代表者 | 代表取締役 村田 佑介 |
事業概要 | 出張手配・管理を自動化し、出張費の最適化を実現するクラウドサービス「AI Travel」の企画・開発・運営。2020年6月現在、100社以上の企業が導入・利用。 |
URL |
接点の少ない町工場とクリエイターの相互理解を深めるプラットフォームを構築し、コラボレーション案件を創出【蒲田×町工場マッチング】
プロジェクト概要
京急電鉄が開発した高架下施設「梅森プラットフォーム」のテナントの1つで、コワーキング機能を有したインキュベーション施設「KOCA」に在籍する企業を巻き込み、異業種間で製品開発におけるコラボレーションを図ることによって、製造業全体の中長期的な持続可能性の向上を目指す。
本年度の検証・評価内容
- アンケートやインタビューで工場側のコラボによる新たな知見獲得や既存事業への影響度を測る。
- 従来知見と上記取組での獲得知見を、フレームワーク化し、webプラットフォームの開発に着手する。
城南工業株式会社について
本社所在地 | 東京都大田区京浜島2丁目13番3号 |
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代表者 | 代表取締役 田中 佳栄子 |
事業概要 | 鈑金加工業。シートメタルから形鋼のレーザー加工まで幅広いニーズに対応。 |
URL |
(参考)
東京都におけるイノベーション・エコシステム形成促進支援事業
「認定地域別協議会」認定内容
概要・認定内容
都は、都内におけるイノベーションの活性化に向けた環境を構築するため、国内外の起業家、大手企業、投資家、研究期間等の様々なプレイヤーが集積・連携したイノベーション・エコシステムの形成に主体的に取り組む民間団体等の活動を支援しています。
東京都の支援内容
新型コロナウイルス感染症との長い闘いを見据え、都の抱える社会課題の解決のため、複数の事業者が連携し、都内で実施するイノベーション創出に向けた共同プロジェクトなど、各認定地域別協議会の活動に対し、都は、今年度、以下の支援を実施します。
- 産官学のプレイヤーを有機的につなぐための人材の派遣
- 先端技術の導入へ向けたプロジェクト等を成功へ導くための人材の派遣
- 海外のプレイヤーを巻き込むため、成功事例などを積極的に海外へ情報発信
認定地域別協議会の概要
代表事業者 | 京浜急行電鉄株式会社 |
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認定エリア | 品川・蒲田・羽田空港エリア |
目指す将来像 | エリアの特性を活かして国内外の多彩なプレイヤーによる共創を促し、再開発事業とも連携した次世代モビリティ等のイノベーション創出により、豊かなライフスタイルを発信し続ける拠点を目指す。 |
本エリアにおけるイノベーション・エコシステムの取り組み事例
オープンイノベーション拠点「AND ON SHINAGAWA(アンドオン品川)」
概要 | 「デジタル時代のモビリティ×ライフスタイル」におけるイノベーション創出がテーマのオープンイノベーション拠点。オフィススペースや起業支援プログラムを提供、ワークショップやピッチイベントを開催。スタートアップ、大企業、ベンチャーキャピタルなどがコミュニティを形成しています。 |
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住所 | 東京都港区高輪3丁目24番18号 高輪エンパイヤビル9階 |
開設日 | 2019年7月11日(木) |
機能 | コワーキングオフィス、会議室、イベントスペース |
公式WEB |
京急アクセラレータープログラム
「モビリティを軸とした豊かなライフスタイルの創出」を目指し、スタートアップ企業とのオープンイノベーションにより新規事業創出を目指すプログラム。第3期となる今期は、6月にAIトラベル含む参加企業10社の発表をおこないました。本プログラムの参加企業は、京急グループの事業基盤を活用したテストマーケティングを行いながら事業共創を図り、デジタル・テクノロジーを積極的に活用した、"with コロナ"、"after コロナ"時代の新たなモビリティとライフスタイルを生み出すイノベーションの創出を目指します。
梅森プラットフォーム
概要 | 2019年4月に開業した、京急線大森町~梅屋敷駅間の高架下のものづくり複合施設「梅森プラットフォーム」は、地域の「クリエイター」と「町工場」の拠点づくりを目的とした施設です。新しい発想を持ったクリエイターと技術力を有した町工場などの協業を促し、新たなものづくりの場を提供します。入居テナントの1つである「KOCA」は、コワーキング機能を有したインキュベーション施設です。様々なものづくりプレイヤーがこの拠点で交流し、新たなものづくりネットワークが形成されています。 |
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住所 | 東京都大田区大森西5丁目・6丁目付近 京急線大森町~梅屋敷駅間高架下 |
開設日 | 2019年4月1日(月) |
テナント |
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