鉄道運行情報
2019年12月10日
営業用車両では日本初「ワイドスペースバス」を導入!
京急グループの川崎鶴見臨港バス株式会社(本社:川崎市川崎区、社長:田中 伸介、以下 臨港バス)は、2019年12月10日(火)から営業用車両では初めて「ワイドスペースバス」車両を鶴見営業所に1台導入し、2019年12月中旬から鶴見地区にて運行いたします。
臨港バスでは、車両の大型化による混雑の緩和や利便性の向上に努めてまいりました。今回運行する鶴見地区は非常に多くのお客さまにご利用いただいており、道路事情などにより、これ以上の車両の大型化が困難な地域です。
この度導入する「ワイドスペースバス」は、中扉付近の座席4席を撤去し、車内のユニバーサルスペースを広く確保することで、同型のバスの定員より5名多い、85名のお客さまにご乗車いただけるようになっております。
また、「ドライバー異常時対応システム(EDSS)」を装備し、運転士の体調の急変など異常時には運転士だけでなく、お客さまでもボタン1つでバスを安全に緊急停車させることができるシステムの導入など、先進的な安全面に配慮した車両です。
臨港バスでは、「ワイドスペースバス」を朝夕のラッシュ時間帯に混雑の激しい路線を中心に運用し、混雑緩和の効果や利便性を検証し、更なる快適性向上と、定時運行の確保に取り組んでまいります。
「ワイドスペースバス」車両の導入について
導入する営業所
鶴見営業所
導入台数
1台
導入車両
- 全長10.43m 全幅2,485m
- 定員85名(座席18人、立席66人、乗務員1名)
- (既存の同型車両)
- 定員80名(座席22人、立席57人、乗務員1名)
導入時期
2019年12月10日(火)
運行路線
鶴見駅西口~菊名駅、鶴見駅西口~新横浜駅、鶴見駅西口~綱島駅など、鶴見駅西口を発着する各系統
- ※当該地域は沿線に住宅や学校が多数あり、多くのお客さまにご利用いただいております。
(参考)ドライバー異常時対応システムについて(EDSS:Emergncy Driving Stop System)
走行中、ドライバーが急病などで安全に運転できなくなった場合、乗客やドライバー自身が非常ブレーキスイッチを押すことで、バスを減速・停止させます。
このスイッチが押されると、車内ではアナウンスが流れると同時に赤色の警報ランプが点滅し、緊急事態であることを乗客に知らせます。
さらに、クラクションを鳴らしながらハザードランプ・ブレーキランプを点滅させることで、車外にむけて緊急事態を知らせます。
- ※国土交通省が策定した「ドライバー異常時対応システム」技術指針に準拠した、安全装備のひとつです。