鉄道運行情報
京急電鉄と日本旅行の包括的事業連携について
2018年05月16日
京浜急行電鉄株式会社(本社:東京都港区、社長:原田 一之、以下 京急電鉄)と株式会社日本旅行(本社:東京都中央区、社長 堀坂 明弘、以下 日本旅行)は、2018年2月20日(火)に取り交わした「京急線沿線への誘客拡大をはじめとする事業連携」についての覚書に基づき、事業連携を検討、推進してまいりました。この度、事業連携の方向性について双方で合意いたしましたので、お知らせいたします。
京急電鉄は、ネット販売の拡大などにより、事業環境の厳しさが増している京急観光の店舗事業および外販事業を日本旅行へ譲渡いたしましたが、日本旅行が強みを持つ「西日本エリア」や「アジアエリア」を含む他エリアとの相互交流の拡大に取り組み、両社グループの包括的事業連携を推進し、(1)京急沿線の交流人口増および活性化、価値向上(2)京急グループおよび日本旅行グループの価値向上(Win&Win)を目指してまいります。
具体的取り組みは以下の通りです。
- 日本旅行の海外ネットワークを活用した販売促進
- 海外プロモーションへの共同出展
- 京急沿線と西日本エリアの相互送客
- 京急電鉄、日本旅行が連携した地域創生
- スポーツイベントやMICEの誘致・誘客
- 訪日外国人向けサービス・コンテンツの充実
京急グループと日本旅行グループの包括的事業連携について
概要
京急グループでは、「品川・羽田を玄関口として国内外の多くの人々が集う、豊かな沿線を実現する」という長期ビジョンのもと、中期経営計画の中で「訪日外国人需要の取り込み」や「都市近郊リゾート三浦の創生」といった重点テーマを推進しております。
日本旅行グループでは、中期経営計画「VALUE UP 2020」で「地域の魅力を磨き上げ、幅広く発信していく」ことを目指す姿「4つのvalue」の一つとして掲げており、インバウンドを含めた地域創生事業(地域活性化、地域誘客等)を推し進めております。
2018年2月20日付の京急観光の店舗事業および外販事業の日本旅行への譲渡を契機に、両社グループの包括的事業連携を推進し、京急線沿線の交流人口増および活性化・価値向上、京急グループおよび日本旅行グループの価値向上(Win&Win)を目指してまいります。
具体的な取り組み
日本旅行の海外ネットワークを活用した販売促進
日本旅行の海外ネットワークや全世界の取引エージェント(50か国700社)に対して、三浦半島の観光素材や京急電鉄の企画乗車券等の販売、プロモーション強化に取り組みます。
海外プロモーションへの共同出展
2018年6月22日(金)~24日(日)には、日本旅行が台湾・台北駅で開催する「日本の観光・物産展 2018」における日本旅行ブースに共同出展し、三浦半島エリアの観光案内とともに、「みさきまぐろきっぷ」や「葉山女子旅きっぷ」といった京急線乗車券の現地販売を行います。
京急沿線と西日本エリアの相互送客
京急線沿線の観光素材を磨き上げ、日本旅行の国内企画商品として新たなツアー等を造成し、西日本エリアをはじめとした全国からの誘客に努めます。また、京急線沿線において西日本エリアの魅力を発信することで送客に繋げ、相互交流の拡大を図ります。
三浦半島エリアの宿泊施設や農業・漁業等の地元産業を活用した新たな体験商品を含んだツアーの造成・販売や、瀬戸内や北陸等の西日本エリアの魅力が詰まった商品をさらに磨き上げ、広告宣伝販売促進により送客に努めます。
京急電鉄、日本旅行が連携した地域創生
スポーツイベントやMICEへの誘致・誘客
三浦マラソンやウインドサーフィンW杯等既存イベントの情報を日本旅行の国内外のネットワークに配信することに加え、国内外の企業・団体等へのスポーツイベントの実施を提案し、誘客拡大を図ります。また、横浜等でのMICEについても、積極的な誘客を推進します。
訪日外国人向けサービス・コンテンツの充実
京急電鉄が羽田空港国際線ターミナル駅、品川駅で展開する「京急ツーリストインフォメーションセンター(京急TIC)」について、訪日外国人にとっての利便性、価値を一層高める取り組みの一環として、日本旅行が大阪駅、京都駅、関西空港駅のTICをはじめとした西日本エリア駅内店舗で進めているインバウンド向けサービス・コンテンツの提供に取り組みます。
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