事業戦略の重点テーマ

文字サイズ
  • 標準
  • 大きく

基幹たる交通事業の基盤強化

交通事業においては安全・安定輸送を継続するとともに、ホームドア設置等で駅ホームにおけるさらなる安全性の強化を図ります。また、「京急線アプリ」等を通じて、京急線をより快適に利用できる情報・サービスを提供しています。

京急線主要5駅にホームドアを設置

羽田空港国際線ターミナル駅に設置しているホームドア

京急電鉄では、2010年に京急線初となるホームドアを羽田空港国際線ターミナル駅に設置しています。
今後は2020年度までに京急蒲田駅、京急川崎駅、横浜駅、上大岡駅、羽田空港国内線ターミナル駅の5駅においてホームドアを設置するとともに、「内方線付き点状ブロック」や「固定柵」の整備を進め、駅ホームにおけるさらなる安全性の強化を図ります。

「京急線アプリ」がバージョンアップ

大幅な遅延等が発生した際に他社線を使用した迂回ルートを検索できる「迂回ルート検索」や、平常時はもちろん、運転見合わせなどの影響により種別変更等が生じた際にも、京急線内における列車の走行位置、運行種別および進行方向を確認できる「列車走行位置表示機能」などを追加しました。

バス自動券売機「交通系ICカード」の利用開始

2018年4月から、羽田空港および横浜駅に設置している京浜急行バス自動券売機で、これまでの現金およびクレジットカードに加え、全国交通系ICカードでの決済が利用できるようになりました。また、現金による交通系ICカードへのチャージの取り扱いも開始、10,000円までのチャージが可能です。幅広い種類の交通系ICカードに対応しているため、羽田空港を利用する全国各地のお客さまが、京急リムジンバス・中距離バスを、さらに便利に利用できるようになりました。

賃貸事業・マンション分譲事業の戦略的展開

京急グループでは品川・羽田と連携した開発を行い、街づくりの核となる賃貸事業・マンション分譲事業を展開することで、交通事業に並ぶ柱へ成長させます。
また、販売のみならず、管理、リノベーション、リフォーム事業等を強化していきます。

賃貸オフィスの取得・開発
積極的な物件取得を推進し、新たな収益基盤を確立していきます。
賃貸マンション事業の強化
羽田空港就業者向けや高齢者向けの賃貸マンションを検討し、2020年度までに現在の5倍程度の取扱物件数を目指します。
分譲マンションの安定供給
戦略的な用地取得や再開発事業への参画検討を行い、年間400戸程度の安定供給を目指します。

地域に密着した空き家の利活用

空き家利活用施策として、京急グループが株式会社ルーヴィス協力のもと、空き家を借り上げ、改修し、転貸をおこなう「カリアゲ京急沿線」を開始。物件オーナーは費用負担ゼロなど物件活用のハードルを下げることで、新たな不動産活用の選択肢としてご提案しています。また、2018年4月には、リノベーション事業およびシェアハウス事業の強化による沿線活性化を実現するため、同事業を展開するRバンクをグループ会社化しました。

海外不動産事業の展開

インドネシア共和国ジャカルタ郊外で大規模都市開発が進められているBSD(BumiSerpong Damai)地区において、戸建住宅および商業施設(店舗付住宅)を複合開発する事業へ参画しています。さらに、他社と共同で、「PT Keikyu Itomas Indonesia」を設立し、ジャカルタに近いシマトパンタンジュンバラット地区において、大規模複合開発計画に参画するとともに、初めて海外での分譲マンション事業に進出します。今後もこれまで培ってきた郊外都市型開発および分譲マンション開発のノウハウを展開するとともに、海外での不動産事業の拡大を図っていきます。

住宅事業ブランドを統一

住宅事業ブランドを「PRIME」に統一し、新たにロゴマークを新設。
日本語訳で“最高の”“最良の”という意味の「プライム」ブランドを掲げ、京急グループが贈る住まいのクオリティおよびイメージアップを図り、住宅事業をより一層強化します。

訪日外国人需要の取込み

訪日外国人数の増加

訪日外国人数

2017年、航空路線の拡大、円安が進行したほか、訪日ビザの発給要件緩和や消費免税制度の拡充などが追い風となり、年間の訪日外国人旅行者数は、過去最高の2,869万人(前年比19.3%増)を記録しました。
日本政府は、訪日外国人数を2020年に4,000万人、30年には6,000万人に増やす方針で、今後もさらなる訪日外国人の増加が見込まれます。羽田空港国際線ターミナル駅の乗降人員や「京急ツーリストインフォメーションセンター羽田空港国際線ターミナル駅」を利用する外国人旅行者も年々増加しており、今後もさらなる増加が見込まれます。

インバウンド施策の強化

京急ツーリストインフォメーションセンター 品川駅

品川駅高輪口改札横に、「京急ツーリストインフォメーションセンター品川駅(京急TIC品川駅)」を新設しました。京急TIC羽田空港国際線ターミナル駅で提供しているサービスに加え、「伝統芸能」や「アニメ」などの公演チケット販売も行います。

海外代理事務所の開設

2016年に台湾、2017年にタイとシンガポールに、京急のインバウンドPR業務を代行する事務所(海外レップ)を開設しています。海外レップと連携することで、現地の流行やニーズに即した情報発信が行えるようになり、これまで以上に効果的なPRが可能になります。

筋肉質な事業構造への変革

引き続き事業再編・選択と集中の徹底を図り、京急グループの「稼ぐ力」のさらなる向上との両輪で、企業体質の強化、財務体質の健全化に取り組みます。