京急グループ会社要覧 2022-2023
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その他サステナビリティ・63葉山町での津波避難訓練の様子京急グループでは、自然災害、テロ攻撃などの緊急事態に際し、事業資産の損害を最小限にとどめつつ、事業の継続および、早期復旧を可能とするため、リスク管理体制の強化に取り組んでいます。■リスクマネジメントの基本的な考え方京急グループにおけるリスク情報および危機情報を一元的に集約し管理することを目的としたリスク管理委員会を設置し、京急電鉄各部門およびグループ会社と連携してグループ全体の経営リスクの低減と未然防止のための活動および危機発生に備えた体制整備を行います。重要なリスクについては、取締役会に報告するとともに、グループ社長会にて情報の共有を図ることで、リスク管理の実効性を高めています。また京急電鉄のグループ業務監査部は、京急電鉄各部門およびグループ会社におけるリスク管理体制について適正性の監査を行っています。リスク管理■京急グループ合同防災訓練毎年防災週間に大規模地震の発生を想定し、訓練を行っています。2021年度は「南海トラフ地震で被害が発生した」との想定で、BCP(事業継続計画)に基づき、京急グループ本社内に危機対策総本部を立ち上げ、従業員の安否確認、各事業部門の被害情報の集約、京急グループ会社への電車・バスの運行情報や主要施設の営業情報の伝達訓練などを行いました。■京浜急行バス[安全・安心輸送に関する取り組み]実車を使用した津波避難訓練の実施バスの運行エリアである葉山町や鎌倉市で、津波警報が発令された場合を想定して、実車を使用した津波避難訓練を実施。車いすや高齢者の方など避難に助けが必要な乗客役を設定し、乗客に協力を呼びかけるなど、より迅速に避難できるような対応を行っています。■京急電鉄緊急時支援活動用ワッペン京急電鉄社員が通勤時および私用などで京急線を利用中、事故や災害などの緊急事態に遭遇した際に、現場にてお客さまの避難誘導などの支援活動を行えるよう緊急時支援活動用ワッペンを全社員に配布しています。このワッペンは、各自が常に携帯しており、緊急時には胸元に貼り付け、支援活動を行います。

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