京急グループ会社要覧 2022-2023
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不動産事業40Tinys Yokohama Hinodecho(タイニーズ横浜日ノ出町)日ノ出町フードホール■日ノ出町・黄金町エリア高架下開発日ノ出町・黄金町エリアでは、高架下に文化芸術スタジオの連続的な整備を行うなど、「アートによるまちの再生」を目指し、地域住民・行政・警察と連携したまちづくりを推進してきました。アーティストの滞在製作やショップが注目を集めるとともに、地元・NPOが毎年開催するアートフェスティバル「黄金町バザール」が定着するなど、多くの人々が訪れるエリアに変わりました。2018年には、大岡川桜桟橋付近の高架下に、タイニーハウスを活用したホステル、カフェラウンジ、水上アクティビティ拠点から構成された複合施設「Tinys Yokohama Hinodecho」を開業、続いて2020年3月には日ノ出町~黄金町駅間の高架下に、新たなコミュニティを醸成する地域の大食堂を目指した「日ノ出町フードホール」が開業し、さらに同年12月に「横浜ジン蒸溜所」がオープンしました。今後も引き続きまちに関わる方との連携を大切にし、「賑わいにあふれるアートのまち」をキーワードに、高架下を中心にエリアの活性化に取り組んでいきます。■賃貸マンション「プライムネクサス」シリーズ京急電鉄および京急不動産では、京急沿線を中心に、賃貸マンション事業を展開しています。従来は統一したブランドイメージがありませんでしたが、「プライムネクサス」という名称で統一し、今後も取り組んでいきます。社員寮など、人材確保のための福利厚生の充実、羽田空港関連企業の住宅ニーズの増加など、沿線における賃貸マンション需要が上昇する中、事業展開を進めることで、沿線の活性化に努めていきます。■築90年の古民家群を利活用した複合施設「SHINAGAWA 1930」2022年6月3日、品川駅から徒歩10分、北品川駅から徒歩4分のエリアにある築90年の木造建築群をリノベーションした複合施設「SHINAGAWA 1930」が全館オープンしました。本施設周辺は、都心部でありながら江戸の面影が残る歴史ある地域で、施設名称の「1930」は、1930(昭和5)年に建築されたとされる本施設の歴史を取り入れたものです。開業に向けた認知度向上のためにクラウドファンディングを利用し、地域の方を含む延べ250人以上の方々の協力を得て建物が再生されました。現在は、人のつながりを生むソーシャルカフェ、こどもと一緒に仕事ができるコワーキングスペース、さまざまな体験講座を開催する日本酒の古酒・熟成酒専門店などが入居しています。京急の住まい「プライム」シリーズの賃貸マンション利用者と地域間の交流を創出する「コミュニティ拠点」を開発

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