交通事業25■車両一覧2002年に登場した都営浅草線、京成線、北総線への乗り入れを考慮した車両です。車内は扉間がバケットタイプのロングシートで、車端部は補助イス付きのクロスシートとなっています。また、2100形と同様に海外製品を採用し、車両性能と居住性の向上を図りつつ、コスト低減も実現しました。さらに、全出入口扉にドア開閉チャイムの設置や冷房装置にオゾン層破壊係数ゼロの新代替冷媒の新規採用など、バリアフリーや環境対策にも貢献しています。2017年度から更新工事を行い、VVVF装置、主電動機の国産化やLED照明を採用するなどのリニューアルを図っています。<4両編成12本(48両)、8両編成9本(72両)>●製造初年/2002年2月 ●定員/122人(先頭車)・130人(中間車) ●自重/33.0t(Muc、Msc、Muc1、Msc1)・32.0t(Muc、Msc、M1uc1、Msc1)・31.0t(Mu、Ms、M2)・30.0t(M1u、M1s、M2u、M2s)・27.0t(Tpu、Tps、Tp)・24.0t(T)・23.0t(Tu、Ts) ●最大寸法(長さ×幅×屋根高さ)/18,000×2,830×3,645mm ●主電動機/190kW(三相誘導電動機) ●制御装置/VVVF(1C-8M制御) ●ブレーキ装置/応荷重装置付き回生ブレーキ併用・全電気指令電磁直通ブレーキ ●冷房装置/46.5kW (新代替冷媒使用) ●性能/最高速度130km/h・加速度0.97m/S2・減速度1.11m/S2(常用)1998年に2000形の後継車として登場した2扉オールクロスシート車両です。扉間のクロスシートは京急では初めての転換シートです。全出入口扉上部には車内案内表示器を採用し、連結間外幌を採用するなど、バリアフリー対策にも配慮しており、主にウィング号、快特に使用しています。VVVF装置、主電動機は海外製品を採用していましたが、機器更新の際に国産品に置換えています。2013年度から更新工事を行い、LED照明を採用するなどのリニューアルを図りました。<8両編成10本(80両)>●製造初年/1998年2月 ●定員/111人(先頭車)・120人(中間車) ●自重/33.0t(Muc、Msc)・30.5t(Mu、Ms)・24.5t(T)・26.5t(Tp) ●最大寸法(長さ×幅×屋根高さ)/先頭車:18,170×2,830×3,645mm・中間車:18,000×2,830×3,645mm ●主電動機/190kW(三相誘導電動機) ●制御装置/VVVF(1C-4M制御) ●ブレーキ装置/応荷重装置付き回生ブレーキ併用・全電気指令電磁直通ブレーキ ●冷房装置/41.9kW●性能/最高速度130km/h・加速度0.97m/S2・減速度1.11m/S2(常用)(貫通形 1800・1890番台)2007年に京急電鉄初のステンレス車体を採用し登場した車両です。車体にはカラーフィルムで京急の赤い電車のイメージを表現し、先頭正面部は普通鋼に赤色を塗装して従来のスタイルを残しています。側窓は一部開閉可能となっています。先頭車両に車いすスペースを設けるなどバリアフリー対応をするとともに、車内に非常脱出ハシゴを設置するなど、安全性向上を図っています。乗務員室は運転台を高くするなど、乗務員の安全性と居住性を向上しました。2012年度の新造車両からLED照明を採用し、省エネルギー化を図っています。2015年度の新造車両1800番台からは車体側面に幅広の赤色と白色フィルムを貼付し、従来の塗装車両に近づけるようラッピングを施しています。2017年度の新造車両1200番台からステンレス車体に全面塗装が実現し、京急の特徴である赤い電車が復活しました。2020年度には、新造車両1890番台が投入され、自動回転式座席(L/C座席)、京急電鉄初となる車内トイレを導入しました。<4両編成19本(76両)、6両編成24本(144両)、8両編成18本(144両)>●製造初年/2007年3月 ●定員/119人(先頭車)・130人(中間車) ●自重/33.5t(M2uc、M2sc)・32.5t(M1u、M1s)・32.0t(M1u') 28.5t(M2s)・24.5t(Tu、Ts) ●最大寸法(長さ×幅×屋根高さ)/18,000×2,791.8×3,630mm ●主電動機/155kW(三相誘導電動機)●制御装置/VVVF(1C-4M2群制御) ●ブレーキ装置/応荷重装置付き回生ブレーキ併用・全電気指令電磁直通ブレーキ ●冷房装置/46.5kW ●性能/最高速度130km/h ・ 加速度0.97m/S2 ・ 減速度1.11m/S2(常用)1000形1000形(アルミ車)2100形(ステンレス車)1000形1000形(1200番台)車両の概要
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