京急グループ会社要覧 2022-2023
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交通事業20■安全への設備投資2022年度は引き続きホームドア設置工事、品川駅付近や大師線の連続立体交差事業、踏切道の安全対策、激甚化する自然災害への対策などを推進します。これにより、総額231億円の設備投資を計画しています。■テロ対策訓練鉄道を狙ったテロが発生した際に機敏な対応が取れるよう、お客さまの避難誘導体制や警察・消防などとの連絡通報協力体制を確認する訓練を実施しています。2021年度は、延期された東京オリンピック・パラリンピックなどの国際行事開催時のテロ行為に備え、京急川崎駅において、「整列中の旅客が顔を覆ってしゃがみ込む様子と、ガスらしき物を噴霧し、爆発物を放置して逃走する不審者をホーム上の社員が目撃した」という設定で訓練を行いました。訓練終了後、職員の鉄道テロに対する意識の高揚を図るため、神奈川県警察本部警備部から講話をいただきました。■鉄道事故復旧訓練万一、重大事故が発生した際に迅速に対応できるよう、毎年秋に鉄道事故復旧訓練を実施しています。2021年度は新型コロナウイルス感染症対策として、一般のお客さまへは公開せず、人数を例年の約半数に絞って実施しました。「暴風雨の影響で線路内に倒木が発生し、走行中の列車が衝突して脱線、乗客が負傷し、線路・電気・通信設備などが損傷した」という設定で復旧訓練を実施するとともに、ベテラン職員から中堅や若年層職員への技術継承も行いました。安全への設備投資(2022年度計画)総額❶安全関係設備投資額(1)ホームドア設置工事(2)連続立体交差工事(3)防災・地震対策(4)駅改良工事(耐震補強含む)(5)新造車両・車両更新(6)変電上・電気保安設備などの電機施設の更新・改良(7)その他の安全対策❷その他2022年度計画2021年度設備投資実績155億円146億円 19億円14億円4億円27億円41億円20億円21億円9億円231億円207億円 37億円35億円10億円40億円28億円23億円34億円 24億円

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