10京急グループの持続的発展に向けた事業構造変革による経営基盤強靭化不動産事業強化をはじめとした選択と集中による事業ポートフォリオ変革鉄道、バス、ホテル事業におけるローコストオペレーションへの変革すべての事業においてローコストオペレーション化に取り組む必要性がありますが、特に事業構造上、大きく減益となっている鉄道、バス、ホテル事業において、重点的に取り組みます。京急グループ全体の間接部門のダウンサイジング化システム化による業務効率化、機構改革等によるグループ全体での適切な人員配置を進めます。投資の峻別、保有資産の有効活用等による財務の健全性確保品川駅周辺開発事業等の大規模開発に備えた、投資の峻別等による、財務の健全性確保を図ります。保有資産の組み換え等による不動産事業の強化推進不動産の流動化をはじめとする資産の組み換え等を実施することで、不動産事業のさらなる成長を推進し、収益性の向上を目指します。取り組むべき事業への経営資源集中による収益構造の変革各事業を「移動プラットフォーム」と「まち創造プラットフォーム」に分類し、各プラットフォームの方針にのっとり、経営資源の集中、各事業の方向性を定め、両プラットフォームを連携させて「収益」「利益」の早期回復を図ります。「成長トライアングルゾーン」を支える沿線地域や国内外拠点のつなぎ役として、快適でシームレスな移動サービスを創造するローカル移動プラットフォーマーを目指す各移動手段や各種サービスの一体的な連携による高付加価値化や移動需要のマネジメントに取り組む鉄道事業依存のポートフォリオの課題が顕在化不動産事業を第2の利益の柱にする事業のポートフォリオ変革が急務2021年度フェーズ1(中期経営計画期間)品川など駅周辺開発の着実な推進資産回転型モデルの確立フェーズ2品川など駅周辺開発の利益貢献不動産事業の多角化戦略を展開不動産不動産の流動化をはじめとする資産の組み換え等を実施し収益性を向上「移動プラットフォーム」の拠点や周辺地域の魅力づくりを通じ人々(・物)の流れを創造するまちづくりを推進する地域や地元行政等の関係者とともに、地域特性を活かしたエリアマネジメント(地域の課題解決・地域の魅力づくりや新たな拠点づくりを推進)に取り組むとともに、多様な事業展開により利益拡大を図るフェーズ3品川駅周辺開発事業完了による新収益基盤の完成流通レジャー生活サポート不動産事業のさらなる成長を推進鉄道バスタクシー移動プラットフォーム『MaaS』展開他まち創造プラットフォーム『まちづくり』展開2035年度連携中期経営計画(2021〜2023年度)長期ビジョンの実現に向け、2021~2023年度の3年間は、新型コロナウイルス感染症拡大による急激な事業環境の変化への早急な対応に取り組んでおります。
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