京急線普通電車の旅TOP > 新逗子駅:特集

昭和5年(1930年)、湘南電鉄の湘南逗子駅として開業。当時、駅舎の2階はモダンなダンスホールになっていた。後に行楽シーズンの混雑緩和をはかるため、逗子海岸駅と京浜逗子駅の2駅を合併して、新逗子駅が誕生した。
逗子を舞台にした小説「太陽の季節」が、「太陽族」なる鮮烈な青春群像を生み出してから半世紀以上が経つ。しかしここ逗子は、いまなおオレンジ色の光眩しい海のイメージに抱かれている。
逗子海岸に沿って走る国道134号(湘南道路)下には、街と浜辺をつなぐ数箇所のトンネルがある。これは、東京五輪が開催された1964年に湘南道路(当時は有料道)を開通させた折、元々あった公道・私道をそのまま活かすために作られた。いまは避難口も兼ねる、この四角に切り取られた空間の向こうに見えるのは、「ハーフマイルビーチ」と呼ばれる遠浅で波おだやかな美しい海岸線だ。
三方を山の緑に囲まれた逗子の風光明媚な景観と温暖な気候を愛した政財界人・文化人は数知れず、明治から昭和初期にかけて海岸近くには多くの別荘が建ち並んでいたという。この当時から逗子は、都心に近い高級リゾート地としての風格ある歴史を刻み続けてきたのだ。
石原慎太郎の「太陽の季節」から遡ること50余年、逗子を舞台に「不如帰(ほととぎす)」を著したのは徳富蘆花(とくとみろか)。さらに国木田独歩や泉鏡花、永井荷風らの作品にも逗子の瑞々しい表情が描かれており、リゾートという目的でこの地に滞在した明治の文豪同士の交流もそこかしこで行われた。
トンネルのこちら側、つまり逗子の街並にどこか上品な空気が漂うのも、当時から連綿と積み重ねられた街の伝統というものだろう。逗子で過ごすリゾートトラベルへ、さあ歩きだそう。
逗子と同じくこの地も、明治初期からの“別荘ブーム”から発展し洗練された文化を築いてきた。とりわけ1894年の葉山御用邸の完成が、このエリアを皇族のリゾート地として一層グレード高く昇華させ、さりげなくも気品ある独特の空気を創りだしてきたのである。 バスに揺られて葉山から佐島へ、潮風に吹かれながら上質のリゾートエリアを巡る。それは、小旅行と呼ぶにふさわしいときめきと出会う時間でもある。 朝獲れたての魚介をふんだんに使ったメニューに、洗練されたパティシエの腕が冴える甘味に、ため息が一つでは足りない極上のおいしさと散策の発見を求めて。バスと共に過ごす時間まで楽しみながら。

日本のヨット発祥の地として有名な葉山港に隣接。江の島や裕次郎灯台を周遊するベイクルージングも楽しめる。一角には湘南ビーチFMのスタジオも。

火山灰の堆積によりできた凝灰質砂岩から湧き出ている太古の温泉。「美肌の湯」と呼ばれており、足湯や温泉スタンドとしての利用が可能。

境内からの景観は「森戸の夕照」と名づけられ、夕刻には名画のような趣を堪能できる。「石原裕次郎記念碑」があることでも有名。

古くから景勝地として知られ、初代安藤広重をはじめ、その後も多くの画家や写真家たちに愛されてきた。波打ち際に突きだした巨岩が「立石」。

三浦半島で数少ない自然海岸にあり、景観に恵まれた園内には多くの海岸動物などが生息。ビジターセンターでは天神島の海洋植物なども展示。

三浦半島の中央丘陵部の尾根が海上に突き出た岬。真っ赤に染まる夕景を眺めれば、「かながわの景勝50選」も納得の荘厳な美しさを体感できる。

まるでアメリカの西海岸を想わせる街並みが好評な大規模分譲住宅地「京急ニューシティ湘南佐島なぎさの丘」。
閑静な住宅街に佇む、昭和初期の由緒ある邸宅を改築した隠れ家的フレンチレストラン。生クリームやバターなどを極力使用せずに、三浦野菜や葉山牛、佐島の魚など地元の食材を使って作られた料理は、まさに「ここでしか味わえない逸品」だ。
■葉山牛サーロイン網焼きの三浦で採れた旬野菜添えわさび菜の香る軽いジューと共に(コースメニュー)A.¥5,040~C.¥12,600
京浜急行バス「葉山」バス停下車徒歩4分。11時30分~16時(15時LO)、17時~(20時30分LO)、水曜日定休。三浦郡葉山町下山口1417/Tel.046-876-2882

波の音と潮の香が心地よい南仏の海沿いをイメージした店内では、新鮮な素材を使ったイタリアンベースの色彩豊かな創作料理が存分に楽しめる。
■アラビアータスパゲティ ¥1,365
京浜急行バス「真名瀬」バス停下車徒歩2分。11時15分〜24時(23時LO)、年中無休。※9月以降はお問合せください。三浦郡葉山町堀内1055-6/Tel.046-876-3906

「いま一番」をめざしてつけられた店名の通り、その朝獲れた正に一番旬で活きのいい地魚を提供。8月・9月は葉山沖の鯖が美味。
■特選葉山ずし ¥3,675
京浜急行バス「鎧摺」バス停下車徒歩4分。12時~22時(21時LO/15時~17時クローズ)、火曜日定休。三浦郡葉山町堀内50-2(葉山マリーナプラザ2F)/Tel.046-875-1481

葉山産の天草で作った香りと弾力のある寒天と、あっさりとした白みつが相性のよいクリームあんみつ。夏季は、手がきのカキ氷もおすすめ。
■クリームあんみつ ¥550
京浜急行バス「才戸坂上」バス停下車徒歩3分。11時〜20時(19時30分LO)、月曜日定休。三浦郡葉山町長柄1413-212/Tel.046-875-5134

眼下に海を臨む最高のロケーションのなか、ゆったりとリラックスしながら料理を堪能できる。海に沈む夕日は、格別。
■渡り蟹のトマトクリームスパゲティ¥1,350
京浜急行バス「立石」バス停下車徒歩1分。11時〜23時(22時LO)、水曜日定休。横須賀市秋谷3-4-1/Tel.046-857-3436

モダンな日用雑貨から風格漂う輸入家具まで、豊富な品揃えが魅力。ココナッツ材の家具は特に人気が高い。
■海シリーズ マグカップ ¥945
京浜急行バス「立石」バス停下車徒歩4分。11時~19時(1~3月は18時閉店)、第1・第3月曜日定休。横須賀市秋谷3-5-2/☎046-858-0070

佐島漁港で仕入れた新鮮かつ希少な魚介類が、ご主人の丁寧で細やかな包丁さばきで極上の味に変わる。現地でしか味わえない生しらす丼や、皮の旨みが表に出た“あぶり”も絶妙。
■地魚にぎり ¥2,000
京浜急行バス「佐島マリーナ入口」バス停下車徒歩1分。11時30分〜15時(14時30分LO)、17時〜21時(20時30分LO)、火曜日定休。横須賀市佐島3-6-5/Tel.046-856-0166

※こちらは2007年8月頃の情報です。