京急線普通電車の旅TOP > 馬堀海岸駅:特集

1930(昭和5)年に開業。かつてはホームから間近に海が見え、海岸という名にふさわしい駅だった。しかし昭和40年代以降の埋め立てによって海岸線が遠のき、現在は落ち着いた街並が広がっている。



横須賀から観音崎まで、海沿いに伸びる「うみかぜの路」のなかでも特に美しく演出された「馬堀海岸」は、駅の真北に広がる。ポイントは、まさに南国ムードあふれる「フェニックス(カナリーヤシ)の並木」。潮風を感じながら約1.8Kmにわたるフェニックスの並木を歩けば気分は快晴!撮影スポットに迷うほど贅沢な風景が連なる。

「うみかぜの路」を観音崎に向かって進めば走水海岸の海水浴場だが、その砂浜に降りると、知る人ぞ知る「かねよ食堂」に出合える。自然と呼応するように日々変化する店内では、目の前の海で獲れた魚介の料理のほか、周りの環境と調和したライブやアートなども楽しめる。「自然とのバランスを保った人間本来の営みを、この走水で表現したい」と語るご主人の想いが溢れたこの場所には、心地よい自然のリズムがある。
食堂・カフェ・アートスタジオ
かねよ食堂
京浜急行バス「伊勢町」バス停下車徒歩5分または「走水小学校」バス停下車徒歩2分、11時〜23時(22時LO)、不定休。※天候などによって営業時間、休業日は変更あり。TELにてご確認ください。横須賀市走水1-6-4/Tel.046-841-9881


県立観音崎公園の場所は1821(文化9)年、江戸湾警備のために船見番所・台場を設置したのが始まりとされる。海と緑に囲まれた園内はハイキングに最適で、アスレチックの森にある船型遊具や山の斜面を利用したローラーコースターは子どもたちでにぎわう。楽しくデザインされたトイレアートも必見。公園のシンボル、観音埼灯台は日本初の洋式灯台として、東京湾の安全を見守り続けてきた。明治時代の砲台跡や切通しを散策すれば、近代日本の歩みへと想像力をかき立てる。

観音崎公園の一角にある自然博物館では、東京湾集水域で唯一、岩礁海岸や照葉樹林などの多様な自然に恵まれた観音崎の生態系が学べる。館内名物の「タッチプール」は、タコやヒトデ、ウミウシをはじめ、観音崎の海に棲む生物に1年中触れることができ、誰もが子どもの頃に戻ってしまう。

“環境全体が美術館”を提唱する横須賀美術館は、東京湾や観音崎公園の森を借景した開放的な空間設計が特長だ。グリーンがかったガラスを多用した意匠も、涼しげでモダンな雰囲気を醸し出している。壁の丸窓から海に浮かぶ船の姿を眺めれば、一枚の絵を観ているような贅沢な気分にひたれる。館内には日本の近現代の作品4500点余を所蔵。日本の原風景を描き続けた谷内六郎の〈週刊新潮・表紙絵〉などが展示される「谷内六郎館」も必見。
海辺の風景とアートが調和した空間で、夏の思い出がまた一つ増える。
京浜急行バス「観音崎京急ホテル・横須賀美術館前」バス停下車徒歩2分。10時~18時(6月~9月の平日・日曜日は10時~19時、6月~9月の土曜日と4月29日~5月5日は10時~20時)、毎月第1月曜日定休(祝日の場合は開館、臨時休業もあり)。横須賀市鴨居4-1/Tel.046-845-1211

東京湾の向こうに房総半島を臨む観音崎京急ホテルは、三浦半島屈指のシーサイドリゾート。全客室はもちろん、三浦沖の海洋深層水を使用した温浴施設「SPASSO」の眺望露天風呂からは、大型船を眺めることができる。ヒーリングルーム低温岩盤浴は、深海をイメージしたオリジナルの音響と照明が心地よい。走水ゆかりの弟橘媛の名にちなんだ柑橘系の香りに包まれて、ゆったりと時間を過ごすのも一興だ。
馬堀海岸郵便局前から無料送迎バスあり。ホテル:チェックイン15時、チェックアウト12時、SPASSO:10時~23時(22時30分最終入館)、年中無休。横須賀市走水2/Tel.046-841-2200
※こちらは2008年7月頃の情報です。