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普通電車の旅 vol.5京急田浦

1930年(昭和5年)、「湘南田浦」駅として開業。その後、1963年(昭和38年)に「京浜田浦」駅、1987年(昭和62年)には「京急田浦」駅に改称した。桜の季節になると、上りホーム側にある船越南郷公園の桜の花びらがホームまで舞い落ちてくる。

「田浦梅の里」の展望台に立てば清らかな大空の下、緑に佇む谷戸(山間部の住戸)から、長浦港のゆるやかな海岸線にかけて、息を飲むような絶景が広がる。視線を変えれば、遠く東京湾アクアラインや横浜ランドマークタワーまでもが視界のなかだ。早春にはここが、一面の梅花に敷きつめられる。

江戸の世、かの名高き浮世絵師・安藤広重も三浦半島の景観に誘われた旅の途中、ここ田浦まで足を運んだ。広重は「田浦の里 農家に休足」(『武相名所旅絵日記』)などの絵を残しているが、さぞかしつづら折りの草深い山道のどこかで、風光明媚なその眺望に魅せられたに違いない。
時は明治・大正へ移り、田浦の地には旧海軍の様々な部門が設営されて街の発展に欠かせぬ存在となった。当時の独特の意匠を取り入れた建築物の一部は海上自衛隊などに引き継がれ、長浦港沿岸に連なる重厚感あふれる風景や接岸された護衛艦・掃海艇に面影を残して、思わず足を止める異空間的なアクセントを加えている。
春浅き「田浦梅の里」を彩る紅白の梅花はもちろん、旧海軍の歴史が醸し出す湾岸の表情に、あるいは船越南郷公園を染め抜くうっとりとする桜花に、この街は奥深い風景の魅力を幾重にも湛えながら静かに訪れる人を待つ。

満開の春に始まる四季の見所あふれる田浦の街に、足を踏み入れてみよう。“風景のフルコース”とでも呼びたくなる花と港と通りの風情が、言い知れぬ幸福感であなたを包んでくれるだろう。シャッターチャンスは、もうすぐそこだ。「田浦梅の里」の展望台に立てば清らかな大空の下、緑に佇む谷戸(山間部の住戸)から、長浦港のゆるやかな海岸線にかけて、息を飲むような絶景が広がる。視線を変えれば、遠く東京湾アクアラインや横浜ランドマークタワーまでもが視界のなかだ。早春にはここが、一面の梅花に敷きつめられる。
江戸の世、かの名高き浮世絵師・安藤広重も三浦半島の景観に誘われた旅の途中、ここ田浦まで足を運んだ。広重は「田浦の里 農家に休足」(『武相名所旅絵日記』)などの絵を残しているが、さぞかしつづら折りの草深い山道のどこかで、風光明媚なその眺望に魅せられたに違いない。

時は明治・大正へ移り、田浦の地には旧海軍の様々な部門が設営されて街の発展に欠かせぬ存在となった。当時の独特の意匠を取り入れた建築物の一部は海上自衛隊などに引き継がれ、長浦港沿岸に連なる重厚感あふれる風景や接岸された護衛艦・掃海艇に面影を残して、思わず足を止める異空間的なアクセントを加えている。
春浅き「田浦梅の里」を彩る紅白の梅花はもちろん、旧海軍の歴史が醸し出す湾岸の表情に、あるいは船越南郷公園を染め抜くうっとりとする桜花に、この街は奥深い風景の魅力を幾重にも湛えながら静かに訪れる人を待つ。
満開の春に始まる四季の見所あふれる田浦の街に、足を踏み入れてみよう。“風景のフルコース”とでも呼びたくなる花と港と通りの風情が、言い知れぬ幸福感であなたを包んでくれるだろう。シャッターチャンスは、もうすぐそこだ。

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京急田浦駅を降りて40分ほど歩くと、田浦梅の里の頂上に到着する。三浦半島唯一の梅林で、「かながわ花の名所百選」にも認定された「田浦梅の里」は、1934年(昭和9年)に今上天皇のご生誕をお祝いして、地元有志が中心に700本の梅を植樹したのが始まりという。現在、梅の数は約2700本まで増え、早春には優美に咲き誇る紅白の梅林が見渡す限り里を装う。毎年開催される「田浦梅林まつり」には、毎年約4万人もの梅見客が訪れるというからすごい。頂上に登れば、梅の花びらを見下ろしながら眼下に広がる長浦港とのコントラストを楽しめる。

  • 横浜横須賀道路から見える「田浦梅の里」の看板。
  • 木漏れ日のなかにたたずむ田浦梅林発祥之地碑。
  • 広大な芝生広場には戦没者を追悼する夏みかんの木が。
  • 四季を通じてハイキングを楽しむ人が多い。
  • 色とりどりの花々が咲き乱れる花壇。
  • 大六天神の鳥居。梅林まつりには吹流しが設置される。
  • 大自然の風景を楽しみながら、お弁当を広げよう!
  • 五穀豊穣と豊漁を祈って建てられた大六天神。
  • 梅林はもちろん、東京湾や横浜も一望できる展望台。
  • 園内のもうひとつの見どころは、75,000株もの水仙。
  • 田浦出身の詩人で山の寄贈者でもある石川 宏の詩碑。
  • 開放感ある高台は、憩いのスポットにもなっている。

おすすめグルメ

  • 落花生製造販売
    石井商店

    炒りたての落花生が香ばしく香る店頭には、豊富な種類の豆が並ぶ。落花生の最高品種「千葉半立」は、濃厚で深い味わい。梅干の形をした梅干豆も人気だ。

    「京急田浦」駅下車徒歩21分。9時30~19時、日曜日定休(梅林まつり期間中は無休)。横須賀市田浦町3-34/Tel.046-861-3953

  • 和菓子司
    ふじみや

    「梅どら」はしっとりとした皮で挟んだ梅風味で甘さ控えめの白あんと、甘露煮にし蜜漬けした青梅がさわやか。青梅のシャキシャキした歯ざわりも楽しい。梅どら¥157。※梅林まつり期間中は店頭にて梅みつを無料サービス。

    「京急田浦」駅下車徒歩19分。8時~19時、木曜日定休(2月は無休)。横須賀市田浦町3-10/Tel.046-861-3764

  • 手作りパン
    バンズ七海

    レトロな佇まいの店内には、昔ながらの懐かしいパンが揃う。シソが香る梅あんが入った期間限定の「梅あんぱん」は、蜜漬けした青梅の食感がアクセントに。 梅あんぱん¥150(梅林まつり期間中のみの販売で、売り切れ次第終了)

    「京急田浦」駅下車徒歩19分。10時~18時30分、土曜日定休。横須賀市田浦町3-14/Tel.046-861-3543

※こちらは2008年2月頃の情報です。